オウンドメディアの作り方をプロが解説!費用相場や各工程を成功に導くポイントも紹介します

デジタルマーケティング施策の1つとしてオウンドメディアを始める企業が増えています。初めてオウンドメディアを作る場合、何から着手してよいか、どのようなフローになるのか分からないと不安になりますよね。この記事ではこれまで多数の企業様のオウンドメディア構築を支援してきたスマートメディアが、オウンドメディアの作り方を徹底解説します!

オウンドメディアの作り方をプロが解説!費用相場や各工程を成功に導くポイントも紹介します

この記事を書いたのは…

品原由衣}

品原由衣

株式会社スマートメディア 執行役員/オウンドメディア事業統括

オウンドメディアを用いたデジタルコミュニケーション支援事業を2018年に立ち上げ、これまでに100社以上のオウンドメディアの戦略立案・構築支援をしてきました。Linkedinアカウントはコチラから!

【編集部より】
まずはオウンドメディアがどういうものかを知りたい方はコチラの記事からご覧いただくことをオススメします。また、オウンドメディア立ち上げに必要な金額感を先に知りたい方は、本記事の「オウンドメディアを作る際の費用」を参照してください。

【準備】オウンドメディアの方向性を定める

オウンドメディアの立ち上げが決定したら、すぐにサイト制作や記事制作に着手するのではなく、まずは下準備として以下を実行していきましょう。

オウンドメディアを作る目的とゴールを明確にする

オウンドメディアを作る前に、目的と達成したいゴールを明確にして、決済者やプロジェクトチームのメンバーと共通認識を持つことが重要です。

後述しますが、オウンドメディアをつくる過程ではいくつもの検討事項があります。「オウンドメディアの目的と最終的なゴール」が明確になっていないと意思決定にブレが出てしまい、何のための施策なのかが途中で分からなくなり最悪の場合頓挫してしまうケースも。

一方で、目的とゴールを明確にできれば、意思決定に迷った時に立ち戻るポイントができ、一貫性をもってオウンドメディア作りを完遂できます。

なお、オウンドメディアの目的とゴールには以下のような例があります。

●女性向けスキンケアアイテムのECサイトを運営している会社の例
目的:潜在顧客をECサイトに集客すること
ゴール:ECサイトの売上げアップ

●ジュエリーブランドの実店舗を運営している会社の例
目的:潜在顧客に自社の製品や実店舗でのサービスを知ってもらうこと
ゴール:実店舗の集客

●車メーカーに提供する部品を製造している会社の例
目的:転職希望者に自社のビジネスと求人情報を知ってもらうこと
ゴール:求人の応募者獲得

オウンドメディアのターゲットとコンセプトを決める

目的とゴールを決めたら、次は「誰に対してどんな存在のオウンドメディアになって、そのゴールを達成するか」を決めていきます。このターゲットとコンセプトは、オウンドメディアで発信するコンテンツの切り口やトンマナを決定するのに必要なものです。(特にSEOコンテンツを作って集客する場合は、対策キーワードはターゲットとコンセプトを加味して選定していきます)

前述した3つの企業例でオウンドメディアのターゲットとコンセプトを作ると、このようなイメージです。

●女性向けスキンケアアイテムのECサイトを運営している会社の例
目的:潜在顧客をECサイトに集客すること
ゴール:ECサイトの売上げアップ

ターゲット:実店舗がある地域に住んでいるシワに悩む40代の女性で効率的にスキンケアをしたい方
コンセプト:明日から使える短時間でできるスキンケア方法を分かりやすく伝えるメディア

●ジュエリーブランドの実店舗を運営している会社の例
目的:潜在顧客に自社の製品や実店舗でのサービスを知ってもらうこと
ゴール:実店舗の集客

ターゲット:30代の女性で自分用のジュエリーを3万円以内で探している方
コンセプト:自分に似合うジュエリーの見つけ方を伝授するメディア

●車メーカーに提供する部品を製造している会社の例
目的:学生に自社のビジネスと求人情報を知ってもらうこと
ゴール:新卒採用の応募者獲得

ターゲット:大学生で就職活動の軸を探している方
コンセプト:製造業のやりがいや魅力を未経験者に分かりやすく伝えるメディア

この段階でどの程度ターゲットを細かく設定するかは企業によって異なります。上記のターゲットのペルソナに加え、世帯年収、可処分所得、趣味嗜好などを設定するところも多いでしょう。
なお、多額の費用をかけてペルソナ調査・設計をする企業もいますが、そこまでは不要だと考えます。実際に運営して結果を見た時に、ゴール達成に必要な読者層は必ずしも最初に設定したペルソナ通りになるとは限らないからです。

オウンドメディアのKPIを決める

KPIとはKey Performance Indicatorsの略で、日本語に訳すと「重要業績評価指標」という意味になります。
オウンドメディアの最終ゴールを決めたら、そのゴールを達成するまでのプロセスを設定し、各プロセスの達成度合いを確認する指標としてKPIを設けます。

例えば「EC売上アップ」が最終のゴールだとした場合、このようなプロセスに分解できます。

プロセス①:SEO記事をオウンドメディアに公開する

プロセス②:Google検索結果上位に自社のオウンドメディアの記事が表示される

プロセス③:Google検索結果から自社のオウンドメディアの記事がクリックされる

プロセス④:オウンドメディアを訪問する人が増える

プロセス⑤:オウンドメディアからECサイトに訪問するヒトが増える

(ECサイト内にて最適化施策やカート落ち防止施策などが行われる)

最終ゴール:ECサイトの売上アップ

このプロセスにそれぞれKPIを設定するとこのようなイメージになります。

プロセス①:SEO記事をオウンドメディアに公開する
KPI:公開記事の本数

プロセス②:Google検索結果上位に自社のオウンドメディアの記事が表示される
KPI:検索結果上位に表示されたキーワードの数

プロセス③:Google検索結果から自社のオウンドメディアの記事がクリックされる
KPI:検索結果からのCTR(クリック率) or クリック数

プロセス④:オウンドメディアを訪問する人が増える
KPI:オウンドメディアのUU数

プロセス⑤:オウンドメディアからECサイトに訪問するヒトが増える
KPI:オウンドメディア内に掲載したECサイト遷移ボタンのCTR or クリック数

(ECサイト内にて最適化施策やカート落ち防止施策などが行われる)

最終ゴール:ECサイトの売上アップ

KPIを設定する際に重要なのは、自社のオウンドメディアがどのプロセスにいるのか正しく把握してKPIを設定することです。オウンドメディアの訪問者数がまだ少ない状態なのにもかかわらず、KPIをオウンドメディアからECサイトの遷移数(クリック数)に設定し「全くECに集客できないので、このオウンドメディアは失敗だ」と判断してしまうケースがあります。

間違ったKPI設定は施策の頓挫やモチベーションの低下に繋がります。しっかり自分たちのオウンドメディアがどのプロセスにいるのかを把握した上で正しいKPIを引きましょう。

オウンドメディア運営の体制を作る

オウンドメディアは短期ではなく中長期の施策です。そのため持続可能な運営体制を構築しておくことが重要です。オウンドメディアに必要な人員は以下のとおりです。

●全体統括(編集長):1名
●ライター:1名〜※公開する記事本数や記事種類によって変わります
●カメラマン:1名
●WEBデザイナー:1名
●エンジニア:1名

これだけの人材を正社員で用意するとなるとかなりの人件費がかかるため、全体統括のみ正社員にし、ライター、カメラマン、WEBデザイナー、エンジニアは業務委託や外注するケースも。

なお、全体統括の担当者はメディアの戦略策定をはじめKPI達成のためのアクション策定、記事コンテンツの企画立案、サイトの状況の分析などの役割を担う必要があります。単に人員を用意するだけでなく、オウンドメディア施策を成功に導くためのスキルセットがある方を配置するのが重要です。

【WEBサイト制作】オウンドメディア用のサイトを作る

下準備が完了したら、いよいよサイト制作開始!以下の手順にそって進めていきましょう。

サイトを構築するドメインを決定する

※そもそもドメインって何?という方はコチラの記事をまずご覧ください!

オウンドメディアのドメイン選びには複数の選択肢があります。新たにオウンドメディア用のドメインを獲得するのか既存のドメインを活用するのかで判断が分かれ、さらに後者ならどの既存ドメインを使うのかを判断しなければなりません。特に複数のサイトをそれぞれ異なるドメインで運営している場合は迷いますよね。

ドメイン選びで特に注意いただきたいのは以下2点です。

●SEO記事で集客したいと思っている場合
→既存ドメインのサブディレクトリで運用することを強く推奨します。弊社の過去事例では、新規ドメインでSEO記事を配信した時、検索結果上位を獲得するまでの月数が既存ドメインに比べて3〜5倍かかりました。

●既存サイトで使っている解析ツール、チャットボットなどをオウンドメディアにも活用したい場合
→ツールの利用可能範囲と課金ルールを確認してからオウンドメディアのドメインを決めましょう。同じドメイン内のページしか解析できない、別のドメインに導入する場合は費用が2倍かかるなどの条件があるケースが多いです。

なお、1点目のドメインですが、既存サイトのサブドメインかサブディレクトリかで迷うケースがあります。弊社としての推奨は「サブディレクトリ」です。こちらも過去実績から、サブディレクトリの方がSEO記事の効果を得るまでの時間が短いことがわかっています。

サーバーを用意する

ドメインを決めたら、次はサーバー選びです。集客方法によってはオウンドメディアへのアクセスが急増する可能性もあります。例えば、既に保有しているメルマガ会員に向けてオウンドメディアの記事を紹介する計画がある場合、広告配信でオウンドメディアの宣伝をする場合などです。サーバーを選ぶ際は、それらを加味しましょう。

サイトのページ構成と必要機能を決める

次に、オウンドメディアに必要なページと機能を洗い出しましょう。
以下にオウンドメディアに最低限必要なページを記載しますのでぜひ参考にしてみてください。

●TOPページ
オウンドメディアの顔になるページです。来訪者がメディアのコンセプトや記事の内容を把握できるようなつくりになっているのが理想的です。

●カテゴリTOPページ
オウンドメディアの記事をカテゴリに分類する場合、そのカテゴリに属する記事を一覧で見せるページが必要です。

●タグTOPページ
オウンドメディアの記事をカテゴリだけでなく、タグでも分類する場合、そのタグを持つ記事を一覧で見せるページが必要です。

●記事ページ
各記事のページです。

●運営元情報
オウンドメディア運営会社の情報を入れるページです。新たにつくる場合と、既存のページ(コーポレートサイトの会社概要など)に飛ばす場合があります。

●利用規約
オウンドメディアの利用規約を記載するページです。

●個人情報保護方針 or プライバシーポリシー
個人情報の取り扱いについて記載するページです。新たにつくる場合と、既存のページに飛ばす場合があります。

●お問い合わせページ
訪問者からのお問い合わせを受け付けるページです。新たにつくる場合と、既存のページに飛ばす場合があります。

オウンドメディアに最低限必要な機能は以下のとおりです。
※SEOで集客するためにはさらに必要な要件は増えますが、ここでは集客方法にかかわらず全てのオウンドメディアに必要な最低限の機能を記載しています。

●カテゴリ設定機能
記事を分類する機能です。訪問者が読みたいジャンルの記事を探すために必要な要素です。

●タグ設定機能
カテゴリに加え、訪問者がタグでも記事を絞り込めるようにしましょう。

●ページ検索機能
記事のタイトルや本文から記事を探せるようにする機能です。

デザインを制作する

オウンドメディアに必要なページが決まったら、そのページのデザインと、オウンドメディアのロゴをデザインします。オウンドメディアを初めて構築するとき、できるだけ凝ったデザインにしたい!と考える方が多いのですが、今まで多くの企業様のオウンドメディアのデザインと運用を担当した弊社としては、企業の個性を出しながらも「運用のしやすさを考えたデザイン」をつくることをオススメします。

運用のしやすさは以下を参考にしてみてください。

●サムネイル画像の表示画角(縦横比)を一律にする
TOPページやカテゴリTOPページに表示する記事のサムネイル画像と、記事ページのサムネイル画像の縦横比を揃えることをオススメします。TOPページではスクエア(1対1)で表示するが、記事ページでは横長(3対4)にするなど比率を変えてしまうと、それぞれの表示画角に合わせた画像調整が必要になってしまいます。運用上の負荷を減らすためにも縦横比を揃えましょう。

●背景はシンプルにする
背景に柄を入れたり、濃い色を使ったりするケースもありますが、背景を派手にしてしまうと記事のサムネイル画像をはめ込んだ時にうるさい印象になりがち。背景は白や薄めの色の単色使いがオススメです。

●記事内に使いたい表現要素を洗い出してデザインしておく
大見出し、小見出し、筆者紹介欄、吹き出しなど、作りたい記事に必要なあしらいを予め想定してデザインしておきましょう。

サイトを構築する

デザインが完成したら、コーディングをしてサイトを構築していきます。コーディングには専門知識と技術が必要であるためエンジニアに依頼して進行します。

(おすすめ)オウンドメディアに適したCMSを導入する

ここまでオウンドメディア用のサイトを構築する工程を記載しましたが、これを全て自社で対応するのはかなり手間がかかります。そこで推奨したいのが、オウンドメディアに適したCMS(コンテンツマネジメントシステム)を活用することです。

なお、Wordpressのように無料のオープンソースCMSを活用する方法もありますが、理想のオウンドメディアを構築するためにはある程度カスタマイズが必要です。また、サイトは作って終わりではなくメンテナンスが必要になるため、サイトやサーバーに異常がないか監視したり、バグが起きたら修正したりする人員を確保しなければならず思わぬメンテナンスコストがかかります。

サイト構築費用だけでなくメンテナンスコストも考えた上でCMSを選びましょう。

【記事制作】オウンドメディアに掲載する記事を作る

制作する記事の種類を決める

オウンドメディアの目的と最終ゴールに沿って、制作する記事の種類を決めます。

●WEB広告に頼らない集客がしたい
SEO記事

●SNSで記事をシェアして話題を呼びたい
著名人が出演するインタビュー記事

●自社の魅力を伝えたい
社員インタビュー記事

以下からはSEO記事をつくる場合のフローを記載していきます。

【SEO記事】キーワードを選定する

SEO記事づくりの1つめのステップはキーワード選びです。どんなキーワードでターゲットがGoogle検索をした時に自社のオウンドメディアを上位表示させたいのかを定めたら、以下のような方法で具体的なキーワードを決めていきます。

●ターゲットの検索行動を想像する:
オウンドメディアに呼び込みたいターゲットがどんなキーワードでGoogle検索をしているかを想像し、そのキーワードでの上位表示を狙う。

●競合企業が検索結果上位表示を獲得しているキーワードを調べる:
競合企業がオウンドメディアを運営していたら、そのオウンドメディアがどんな検索キーワードで検索結果上位に表示されるのかを確認してみましょう。その中から自分たちのオウンドメディアで取り上げたい企画と合致するキーワードを選んでいきます。

なお、キーワードを決めたら、実際にそのキーワードでGoogle検索してみましょう。その時、検索結果上位にどんなサイトが表示されているのかを見て、「自分たちに勝ち目があるのか」「自分たちが作ろうとしている記事で上位表示を勝ち取れるのか」を確認してください。

政府や地方自治体が運営するサイトが上位を独占している、病院が運営するサイトが上位を独占している、長年運営されている大型サイトが上位を独占している、テキストコンテンツではなく動画が上位表示されているなどの時は要注意です。せっかく記事を作り込んでも上位表示されない可能性があります。

【SEO記事】検索者のニーズを研究して構成書を作成する

キーワードを決めたら、そのキーワードで検索している方が何を知りたくて検索しているのかを研究しましょう。そのキーワードで実際に検索した際に1ページ目に表示されている記事は、検索者のニーズを満たした優良なコンテンツであるとGoogleに評価されているので、それらを読むのも研究方法の1つです。
また、検索者がどんな人で、何に困っていて、この記事からどんな情報を得られたらハッピーなのかを書き出して、複数人の目でチェックする方法もあります。

研究が終わったら、実際に構成書を作ってみましょう。記事のタイトルや見出し、その段落に記載することを記載していきます。

【SEO記事】構成書にそって執筆する

構成書が完成したら、それに沿って記事を執筆していきます。執筆する際には、テキスト以外にも画像や表など読者が記事の内容を理解しやすくなる要素も盛り込んでいくと効果的です。

【運用】オウンドメディアの状況を分析し戦略を見直す

記事を公開してから2週間〜1ヶ月程度経過したらその効果を振り返ってみましょう。毎月決まったタイミングに振り返り会議を設定し、オウンドメディア運用結果の振り返りと課題の洗い出し、そしてその課題解決のための戦術を考案することをオススメします。

分析ツールでオウンドメディアの状況をチェックする

最初に設定したオウンドメディアのKPIの達成進捗を確認します。ここで使う基本のツールはGoogle AnalyticsとSearch Consoleです。それぞれのツールの概要は以下のとおりです。
※なお、いずれのツールも利用前に計測用タグをオウンドメディア内に埋め込む必要があります。

●Google Analytics
サイトのUU数や訪問者のサイト滞在時間、オウンドメディア内のどのリンクをどれくらいクリックしているのかなどを確認します。

●Search Console
オウンドメディアのどのページが、どんなキーワードで検索結果上位を獲得できているのか確認しましょう。

課題を洗い出して戦術を見直す

設定したKPIの達成進捗が計画よりも遅延しているようなら、なぜ遅延しているのか仮説を立てましょう。

例えば、Google検索結果上で上位表示できている記事数が目標に届いていない場合、その理由の仮説と新たな戦術は以下のようになるでしょう。

仮説:そもそも狙っているキーワードが自社のオウンドメディアが勝てる領域のものではない
新戦術:狙うキーワードを変える

仮説:記事の内容が検索者のニーズを満たしていない
新戦術:検索者のニーズ研究の方法を変える

なお、戦術の見直しタイミングはある程度の記事数を公開してから、もしくは記事を公開してからある程度の時間が経過してからなど基準を設けておくのがオススメです。
弊社では、公開記事数20-30本、経過時間2〜3ヶ月程度で戦術を変えることが多いです。

基準を設けておかないと、「個人的にここが気になる…!」「昨日と今日とで数値がこれだけ下がったので不安…!」など感情で戦術をコロコロ変えてしまい、うまく効果測定ができなくなってしまう場合があるのでご注意ください。

オウンドメディアを作る際の費用

自社で制作する場合と外注する場合とで費用は大きく異なりますが、ここでは「外注した場合」の費用の相場を紹介します。

【初期費用】サイト制作にかかる費用

ドメイン購入費用やサイトデザイン・サイト構築費用などが初期費用として発生します。そのうち最も高額なサイトデザイン・サイト構築費用は以下が目安です。

●既製デザイン・機能で構築する場合
30〜60万円

●オリジナルデザイン・機能で構築する場合
200〜300万円
※ロゴデザイン、コーディングや機能開発費用含む
※ECサイトとデータ連携したい、会員と非会員で表示コンテンツを変えたいなどの機能要件によっては上記の価格帯を上回る可能性があります。

【運用費用】サイト維持にかかる費用

基本的にはサーバー利用費がかかりますが、それ以外にも以下のような費用がかかります。

●サーバーの保守管理費用
24時間365日サーバーを監視し、異常があったら確認・修正するために必要な費用です。この作業を外注する場合5万円/月〜が相場です。

●サイトの改修費用
バグが発生した場合やサイトに機能追加したい場合の費用です。エントリーレベルのエンジニアに依頼する場合、安くとも40〜60万円/月程度がかかります。

【運用費用】コンテンツ制作にかかる費用

記事制作にはカメラマンやライターだけでなく、上流の戦略設計に紐付いた企画策定・SEOキーワード選定が必要です。これらを外注する場合は以下の費用がかかります。

●コンサルティング費用
集客戦略の策定・SEO記事キーワード選定・サイト分析などで30〜50万円/月

●SEO記事制作
3,000文字程度の記事における構成書作成・執筆・入稿で3〜7万円/記事
※専門性が高い内容のSEO記事は、専門家に監修してもらうケースや、専門家にインタビューして記事を執筆するケースがあります。その場合は上記よりも費用があがり、10〜20万円/記事程度の相場になります。

オウンドメディアを成功させるための最大のポイント

ここまでオウンドメディアの立ち上げについて解説してきましたが、「こんなに工程があるのか…!」と驚かれた方は多いのではないでしょうか。ここに記載したのは必要最低限の内容であり、こだわりが強くなるほど工程や検討事項が増え複雑化します。

そのため、オウンドメディアを成功させるためのコツは「プロの力を借りること」だと弊社は考えます。

「オウンドメディア運営の体制を作る」の章でもお話したとおりオウンドメディアには複数人の人材が必要で、それぞれメディア運営、ライティング、デザイン、エンジニアリングなどのスキルが求められます。それだけの人材を自社で集めるのは難しく、たとえ集められたとしてもかなりの人件費がかかります。

オウンドメディアの立ち上げから半年〜1年間はプロの力を借りてみませんか?

スマートメディアではオウンドメディアの立ち上げ経験がない企業様や、立ち上げたがうまくいっていない企業様のオウンドメディア支援をしています。また、ゆくゆくは企業様が自社内でオウンドメディア運営ができるようになるための支援も行っています。

ぜひお気軽にお問い合わせください!

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