ザ社内報®︎|株式会社セゾン情報システムズ様

ウェブ社内報に特化したサービス「ザ社内報®︎」の導入事例として、株式会社セゾン情報システムズ様にインタビュー。WEB社内報導入時の課題から運用、効果、今後の展開についてお話しいただきました。

ザ社内報®︎|株式会社セゾン情報システムズ様

株式会社セゾン情報システムズは、「世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会をつくる。」をミッションに、安全・安心の基盤となるデータ管理製品やITサービス、および金融や流通業をはじめとする多種多様な業種向けのシステム開発・運用をグローバルに展開。

長年にわたり環境の変化に即応してきた強みを活かし、現在はクラウド型データ連携プラットフォーム(iPaaS)「HULFT Square」など先進事業の拡大に注力するほか、未来を切り拓くテクノロジーの実装に向けた取り組みを強化されています。

導入サービス|WEB社内報特化型サービス「ザ社内報®︎」

ザ社内報

「ザ社内報」は、導入事例750社を超える実績のCMS「Clipkit®︎」のWEB社内報に特化したサービスです。WEB社内報でインナーブランディング・社内コミュニケーションの課題を発見・解決に導きます。

今回お話をうかがったお客様は…

スマートメディア 社内報 事例 株式会社セゾン情報システムズ 徳様

徳 葵 様

株式会社セゾン情報システムズ
HR 戦略部 キャリアデザイン課

大学卒業後、インターネット写真サービス事業を展開している企業へ営業職として入社、約 3 年間新規開拓営業に従事し、その後採用担当として新卒採用、中途採用等、採用業務全般の業務を担当。以前より興味のあったITについて学ぶため独立系Slerに採用担当として入社し、エンジニアの採用に携わる。2018 年よりセゾン情報システムズ人事部(現 HR サポート部)にてエンジニアの採用に携わり、現在は HRブランディングおよびインナーコミュニケーション担当として、従業員エンゲージメント向上のため、施策企画・運営に従事。イントラ全面リニューアルでは、統括リーダーを務めるなど、多岐に渡り活躍している。※インタビュー当時


小倉 洋子 様


株式会社セゾン情報システムズ
コーポレート推進室 コーポレートコミュニケーション課

大学卒業後、大手SIer企業へ入社、約7年間の間で経理、IR、ER、PR/報道業務を担当。その後、以前より興味のあったアパレル業界へ転職し、社長秘書として7年間、秘書業務に留まらず商品開発や人事業務等、幅を広げた業務を経験。2017年、セゾン情報システムズ経営企画部にて社長秘書として入社。2020年よりHR戦略部コーポレートコミュニケーションチームに異動し、インナーコミュニケーション担当として、従業員エンゲージメント向上のため、施策企画・運営に従事。※インタビュー当時

社内報導入前に課題に感じていたことを教えてください

徳 葵様(以下、徳さん)
実は、以前から弊社にも社内報はありました。ただ、業務依頼事項やお知らせなど情報量が多すぎたことから、「見にくい」という声があり、社員からの評判があまりよくありませんでした。内容的にも問題があり、社員に伝えたいことがあまり伝わっていないのでは、という懸念がありました。

そうした課題があり、「会社として社員に対し、もっとミッションやビジョンについて“社内報”を通して伝えることができないか」と考えていました。

スマートメディア 社内報 事例 株式会社セゾン情報システムズ 徳様

もう一つは、権限の問題です。
既存の社内報では、あるべき権限で管理できておらず、システムの管理画面に全社員ログインできる状態でした。機密事項や情報管理が必要な内容でも管理画面からログインすれば下書きを誰でも見ることができてしまっていました。このように、セキュリティ面でも大きな問題があるということで、社内報のシステム自体を変えなければならない、という話も出ていました。

さらに、コロナ禍による社員同士のコミュニケーションの低下にも問題意識を感じていました​。リモートが推奨され、社内のリアルコミュニケーションが難しくなる中で、WEB上で展開できる社内報であれば、全員が閲覧しコミュニケーションを取る場にできるのではないか、と考えました。

こうした経緯があり、社内報のリニューアルをスマートメディアさんにご相談しました。

なぜスマートメディアを選んでいただけたのでしょうか?

徳さん:
いくつかの社内報ツールを調べ、いろいろな会社さんにお問い合わせをさせていただき検討しました。決め手となったのは費用面です。弊社は、社内報リニューアル予算をあまり持っていなかったので、その予算内で収めることが大前提でした。さらに、課題であった「権限の問題」への対応ができるか、ということも必須条件でした。

スマートメディアさんのザ社内報®︎は、必須条件を満たしつつも、お手頃な価格で実施できるという点が良かったところです。

スマートメディア 社内報 事例 株式会社セゾン情報システムズ 徳様

さらに、カスタマイズができるところもポインでした。
弊社は方向性が頻繁に変わることもあり、「もうちょっとこうした方がいいんじゃないか」と、やりながら変えていく企業文化があります。そのため、自分たちで簡単に変えることができるツールの方が良いな、と思っていました。他社さんとも比べた結果、スマートメディアさんのザ社内報®︎が1番合っているという結論に至りました。

また、弊社はネットワークのセキュリティがかなり厳しく、限られたネットワークの中でしかパソコンを触ることができません。そのため、シングルサインオンでログインができるようにしてほしい、という要望が情報システム部門からもあり、そこがクリアになるかも重要なポイントでした。

そうした、弊社からのさまざまな条件をクリアしつつ、さらにスケジュールの要望も叶えていただけるということが、採用の大きな決め手でした。

社内報リニューアル時の⽬標はありましたか?

徳さん:
まずは、課題であった「会社として伝えたいミッションやビジョンが社員に伝わっているか」を測れるように、以下をKPIとしました。

<KPI>
・経営層からのコンテンツ発信数
・PV/UU数

<結果>
・経営層からのコンテンツ発信数:編集部を発足して管理した結果、いいね数が増加
・PV数:2.5倍UP
・社内報のページへの平均滞在時間が増加
・ミッションビジョンへの理解が深まった 
※2023年3月時点

運営後に実感している成果は?

その結果、PV数は2.5倍アップ。さらに1つ1つの記事がすごく読まれるようになり、ページ平均滞在時間が伸びました。

特に重要視していた“経営層からのメッセージ”については、編集部を発足して対処しました。やはり、経営陣は多忙であり、なかなか自発的かつコンスタントに記事をアップすることが難しいという状況でした。そのため、編集部を発足し依頼や内容についてのコントロールをしつつ、記事公開数を担保していきました。

その結果、社員からの「いいね」数も増え、会社としてどのように考えているのかが社員にも伝わってきたと思います。実際、「ミッション・ビジョンを理解していますか」という会社全体のアンケートも、前年度に比べてポイントが上がったので、社内報をリニューアルした効果はあったと実感しています。

スマートメディア 社内報 事例 株式会社セゾン情報システムズ 徳様

運営担当視点で実感しているWEB社内報の効果とは?

実際に運営を担当されている小倉 洋子 様(以下、小倉さん)にも、運営の中で実感されている効果について教えていただきました。

小倉さん:
WEB社内報を導入して3年目となりました。旧サイトのリニューアルということで、リニューアル当初の社員の認識は、業務連絡の掲示板のような社内ポータルでした。

この認識を、どうすれば従来型ポータルではなく「コミュニケーションの場」「情報の場」として活用できるのか、「Mission」「Our Values」の浸透につながるのかを、色々と試行錯誤をした思い出があります。

ー 具体的にどのような取り組みをされたのですか?

小倉さん:
普段、なかなか活躍が見えづらい社員にもスポットを当ててインタビューをしショート動画を作成したり、海外拠点の活動内容や現地社員の活躍を紹介したりなど、多くの社員の露出によって日に日に社員の皆さんからの「いいね」やコメントが増えていきました。

動画記事に出演した社員からは、「子供に見せたら何回も見て、お父さんかっこいい!って言われましたよ」と、ご家族からも嬉しい反応をいただくことができました。

ー とても素敵なお話ですね!ご家族からの声援はモチベーションアップにもつながりそうです。

小倉さん:
そうですね。また、ザ社内報®︎に変更してから、旧サイトでは生まれにくかったコミュニケーションが生まれたと感じています。

リアルイベントで社員が集まったりすると、「ああ!あの記事の○○さん、はじめまして!」なんて会話を聞けたり、横のつながりが生まれとても嬉しく思います。導入して1年が過ぎた頃からは、私たち編集部が記事を書くだけでなく、社員からの投稿もかなり増えました。

ー 小倉さんが感じたザ社内報®︎のメリットとは?

小倉さん:
ザ社内報®︎は投稿がしやすいですし、「いいね」や読み手からのコメントがパっと見に入りやすいので、書き手の方も楽しみながら書いてもらえていると感じています。皆さんがそれぞれ凝った記事を作成いただき、今では連載を持っている社員も多くいます。

また、WEB社内報を通じて多くの社員が発信することで、会社が掲げている“コト”を“自分ゴト化”することにもつながりました。記事によっては、社員からのアイデアをWEB社内報で集めて業務につなげている社員ライターもいます。

今、WEB社内報は単なる発信の場ではなくなってきており、ひと・モノ・想いの見える化で、イノベーションが生まれやすくなりました。

<運営担当が考えるザ社内報®︎のメリット>

■投稿がカンタン
■「いいね」や記事に対する「読み手からのコメント」が見に入りやすい
■記事発信が会社が掲げている“コト”を“自分ゴト化”することにつながった

どのようなコンテンツの評判が良かったのでしょうか?

徳さん:
特に好評だったのは、編集部が社内の各部署に突撃取材する企画です。会社として注目しているプロジェクトの担当者にインタビューをして、その内容を詳細に伝える企画への反応がとてもよかったです。

ー 企画で工夫した点はありますか?

徳さん:
他部署の社員にもその業務内容が伝わるようにしました。例えば、エンジニアの方に話を聞いた場合は、エンジニアではない社員でもその内容が分かるよう、かみ砕いて記載をするようにしました。

もうひとつは、“縁の下の力持ちの社員を取り上げよう”という企画です。弊社は自社のことを「SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD」から「SISCO」と呼び、そこから由来した「SISCO IS ME」というシリーズを発信しています。このシリーズでは、特に頑張った人を取り上げ、その頑張りを動画にして紹介しています。記事の中に動画を入れることができるので、より社員にも見てもらいやすいコンテンツになったと思います。

更新頻度はどのくらいですか?

徳さん:
ほぼ毎日です。

ー えええ!?毎日ですか!すごい更新頻度ですね。

スマートメディア 社内報 事例 株式会社セゾン情報システムズ 徳様

徳さん:
はい!(笑)
お知らせなどもありますが、リニューアル前はほんの一部の社員しか社内報の記事を作成していなかったのが、リニューアル後は編集部を発足したこともあって、記事数は各段に増えました。編集部が取材をした際に、社内から「もっとここにも取材してほしい」という声が上がってくるようにもなりました。

ー 具体的にはどのくらいの本数を公開されていますか?

徳さん:
1日に平均して3~4件は記事があがっています。多い時は5~6件記事が公開されることもあり、逆に新着一覧が埋もれてしまうのが懸念事項として発生しているほどです。その対策として、重要な記事は目立つところに出すなどの検討を進めています。
そのくらい、自ら記事をあげてくれる社員もどんどん増えてきている状況です。編集部があまり活動しなくても、かなりの記事が更新される状態にはなってる​かなと思います。

弊社では、社内報というよりは“社内ポータルサイト”のような使い方をしており、 WEB社内報が“社員は毎日これを見ないと情報がつかめない”、というくらいの立ち位置になっていると思います。

<2022年度実績>
現場からの活動発信が前年同月比 300%を達成 
※月によって変動あり
※発信が前年より少ない月はひと月のみだがPV数は130%増
→社員の関心の高さがうかがえる結果に

小倉さん:
この結果からも、情報の場としてWEB社内報が役立っていると実感しています。導入当初は編集部が作るWEB 社内報でしたが、今は社員みんなで作るWEB社内報になりました。本当に導入してよかったと思います!

社内報のリニューアル後、社内や経営層からはどんな評価がありました?

徳さん:
年に一度ある表彰でプロジェクト賞を頂きました!
技術的な刷新だけではなく、運営プロセスも見直したことで、今会社として伝えるべきことをタイムリーに周知する体制を整えたことを評価いただいて、受賞することができました。

また、リニューアル直後にはPV数やUU数を毎日細かく社長に報告をしていたのですが、徐々に社員の大半が見ているということが伝わったようで、その報告もなくなったほどです。社内報がしっかりと浸透している、ということが社内でも認識されるようになりました。

今では、会社全体に発信をしなければならない場合に、発信方法の1つの選択肢として真っ先に「社内報」の名前が出るようになりました。

今後、社内報で達成したいことや⾏っていきたい企画はありますか?

小倉さん:
現場からの発信が多くなっている今、記事数もかなり増えてきています。それ自体はとても良いコトなのですが、まだ改善できていない点もあります。

①会社の意図とするメッセージをいかに社員のみなさんへ落とし込んでいくか
②どうしたらもっと社員のみなさんに喜ばれる社内報にできるか
③大事な記事が見落とされないような工夫

今はこれらに注力していきたいと思っています。

当社は遠隔地勤務制度などもあります。今後も地方で活躍する仲間が増えていくことを見据え、WEB社内報を離れていても同じ目標を持って働いている仲間がいる、相談できる仲間がいる、という場にしたいです。
また、アウトプットが出来ている分、アウトカムを意識した企画を考えていきたいです。具体的には、コロナ禍から日常に戻りつつある中で、リアルイベントなどとも絡めてコンテンツ制作を進めていきたいです。

徳さん:
少しずつ実現していることではありますが、編集部なしで社内報が更新されていく状態が理想です。今は、編集部が記事公開前に内容を確認して承認する作業がありますが、いずれは編集部がなくても回る状態にできるのが最終ゴールかなと思っています。

スマートメディア 社内報 事例 株式会社セゾン情報システムズ 徳様

以前行っていて今は断念してしまったことなのですが、「バズボード」というコンテンツがありました。社内報の中でチャットができるツールで、業務には全然関係のない雑談で双方向のコミュニケーションができるというものでした。

当時は、そこに投稿するハードルが高いと感じた社員が多かったようです。しかし今後は、再び「バズボード」のような双方向のコミュニケーションができるようなコンテンツにもチャレンジしていきたいと思っています。

小倉さん:
これからもWEB社内報を通して、働く社員のみなさんに笑顔になっていただき、さらにこの場所がコミュニケーションの場となりイノベーションを生み出し、ミッションに沿った事業拡大に貢献することを目標に邁進していきたいです。

ー 徳様、小倉様、ご協力ありがとうございました!

ウェブで社内報を始めたい方はぜひお問い合わせください!

スマートメディアが提供する「ザ社内報®︎」は、導入事例750サイト超のCMS「Clipkit」のWEB社内報に特化したサービスです。セキュリティ対策やサーバー保守も弊社で行いますので、運営コストも大幅にカット。デザインの変更やコンテンツ制作もお任せいただけますので、御社のインナーブランディングをマルっとサポートいたします。

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