株式会社JTBは1912年の創立以来、観光、旅行、イベントなどの幅広いサービスを提供し、信頼性の高いサービスと豊富な経験を持つリーディングカンパニーとして、多くの人々に利用されています。
『感動のそばに、いつも。』をブランドスローガンに『交流創造事業』へ進化し続け、個人のお客様には、お客様と時代にマッチした「旅のスタイル」とプロならではの「専門性」を提供し、お客様の購買体験、旅行体験を通じてお客様の実感価値向上を目指しています。また法人のお客様には、企業や学校、官公庁、自治体などの課題に寄り添い、多様で有効な幅広いソリューション提供によって、企業や地域の発展に貢献することを目指しています。
導入サービス|WEB社内報特化型サービス「ザ社内報®︎」
「ザ社内報®︎」は、導入事例750社を超える実績のCMS「Clipkit®︎」のWEB社内報に特化したサービスです。WEB社内報でインナーブランディング・社内コミュニケーションの課題を発見・解決に導きます。
今回お話をうかがったお客様は…
福島 直功 様(右)
株式会社JTB
ツーリズム事業本部 企画開発プロデュースセンター 企画開発課 課長
山下 真実 様(左から2人目)
株式会社JTB
ツーリズム事業本部 企画開発プロデュースセンター 企画開発課
デジタルマーケティンググループ グループリーダー 兼 NIPPON-ICHI編集長
白鳥 果林 様(左)
株式会社JTB
ツーリズム事業本部 企画開発プロデュースセンター 企画開発課
地域交流グループ 地域交流担当 兼 NIPPON-ICHI編集担当
小尾 美登里 様(右から2人目)
株式会社JTB
ツーリズム事業本部 企画開発プロデュースセンター 教育企画開発課
オペレーショングループ オペレーション担当 兼 NIPPON-ICHI編集担当
※インタビュー当時
WEB社内報導入前の課題を教えてください
福島 直功 様(以下、福島さん):
弊社は、全国に法人営業の拠点を持ち、私たちはその法人営業の拠点をサポートする部門に所属しています。この営業サポートの一環で、2011年から営業の成功事例やノウハウを発信する社内報「日本一」を発行していました。
当時は、PowerPointで作ったものをPDF化しメールで社員に送ったり、印刷して掲示したりしていました。しかし、PowerPointで制作するのがかなり大変だったこと、そして社内報をメールに添付しても、ダウンロードしてフォルダを見に行って、開いて…と、何アクションも要することが読む側の負担になっていることが課題でした。そこで、2019年から、社内報のスタイルを抜本的に変えることになり、CMSを探し始めました。
<社内報「日本一」の課題>
・制作に多大な労力がかかっていた
・PDFをメールに添付するも読み手のアクションが多く購読率が上がらなかった
なぜザ社内報®︎を選んでいただけたのでしょうか?
福島さん:
私自身、これまで一切CMSなどを触ったことがなかったこともあり、どういうCMSが良いのかがわかりませんでした。そこで、いくつかの会社さんのサービスを比較検討することから始めました。
私たちはWEB制作の初心者なので「コードがわからなくても制作ができる」ことをまずは基準にしました。恥ずかしながら弊社は、当時システム関連に強い社員が多いとは言えなかったこともあり、自分を含めどんな人でも使えるようなツールを探しました。
しかし、当時、サイト制作のためのCMSはいくつかあったのですが、社内報に特化したツールというのはあまりなく、どれも弊社が求めているものとは異なる気がしていました。そのような中、スマートメディアさんのザ社内報®︎は社内報だけに特化したものだったので、最有力候補となりました。
ー 比較の際にメリットに感じた点を具体的に教えていただけますでしょうか。
福島さん:
サイトデザインのバリエーションが豊富でありカスタマイズができる点、そしてランニングコストもリーズナブルだと感じました。また、利用者からの機能提案や希望があった場合に、総合的に検討してニーズがあるものに関してはCMSのデフォルト機能としてアップデートされ、追加料金なしで使用できるというご説明をいただき、魅力に感じました。
ー ありがとうございます!ザ社内報®︎のアプリ化がその代表例です。
実は、開発に割ける期間に限りがあり少し無理な相談をしましたが、弊社がお願いしたスケジュールで可能だと言っていただき心強かったことを覚えています。こういった理由から、ザ社内報®︎を導入することに決めました。
<導入の決め手となったポイント>
■サイトデザインのバリエーションが豊富+カスタマイズ可能
■ランニングコストがリーズナブル
■利用者の声も機能アップデートに採用される可能性がある
■希望スケジュールに合わせた制作ができる
社内報リニューアル時の⽬標はありましたか?
福島さん:
PDF・紙媒体の社内報「日本一」を発行していた頃、全国にあるJTBの営業拠点はいくつかの会社に分社化しており、我々が所属していた株式会社JTBコーポレートセールスという会社は、2つのビルに全社員が在籍しているほどの規模でした。この規模感であれば社内報を行き届かせることが可能でしたが、2018年に社内体制が大きく変わりました。
分社化していた全国の営業拠点が1社化され、我々がサポートすべき営業拠点が増えました。それにより社内報を新たに知る社員が増えたことから、まずは全国にいる社員の認知度アップを目標にしました。
<JTB様社内報に対する認知度> ※2018年統合時
・株式会社JTBコーポレートセールスのみ:93%
・全国の法人営業拠点:平均70%
→比較すると23%の差と、認知度に大きな差あり
もちろん、社内報の認知拡大だけではなく、実際にコンテンツを読んでもらえるように購読率アップも目標に設定しました。
また、北海道や九州など全国各地域に社内報の記事を書ける社員を増やしていきたい、という目標も掲げました。認知度アップのためには、各地域視点での記事を増やしていくことが重要であり、それには記事を制作できる社員を全国各地域に置く必要があると考えたためです。
さらに、CMSを導入するタイミングで名称を「日本一」から「NIPPON-ICHI」へ変更し、新たなスタートと位置づけ、各営業拠点を取り上げる新コーナーも開始しました。
<目標>
・社員の社内報「NIPPON-ICHI」に対する認知拡大
・社内報の購読率アップ
・全国各地域に社内報の記事を書ける社員の増加
その結果、導入時から比べて認知度と購読率はどちらも大きく上がっています。
どのようなコンテンツを展開されていますか?
山下 真実 様(以下、山下さん):
弊社の社内報「NIPPON -ICHI」は“「営業スタイルの変革」を応援する社内報メディア”というコンセプトを掲げています。弊社では、これまでの営業スタイルから脱却し「課題解決型営業」に変革していくことを目指しています。そのヒントになるような、そして誰でも、明日からまねできるようなコンテンツを制作しています。
具体的には、営業担当者へインタビューし、成功の秘訣を聞いたり、失敗エピソードなどを記事化しています。コンテンツ制作の際は、必ず具体的にまねできるアクションとして「具体的にどういうことをしたのか」を深掘りすることを心掛けています。他にも、新たに開発したサービスの情報をお届けする「お役立ち情報」など複数のカテゴリーがあり、月4本〜7本の記事を公開しています。
<<カテゴリー例>>
・営業ドキュメント:営業が主人公のストーリー紹介(成功・活躍の秘訣、失敗エピソード…)
・お役立ち情報:セールスに役立つ情報やコツ、新たなサービス・ソリューションを紹介
・個所紹介:全国の営業拠点を紹介
・HOT TOPICS:世の中の動きやセールストークに使えるネタ、社内セミナーのレポートを発信 など
ザ社内報®︎の使用感、メリットに感じているところは?
福島さん:
ザ社内報®︎導入前は、PDFの社内報をメールに添付し、営業担当者が出先でも閲覧できるようにしていましたが、前述のように読むまでの工数が多く、スマートフォンで見ると字が小さくて読みづらいことも課題に感じていました。
ザ社内報®︎は、スマートフォンでも記事のサイズを最適化してくれるので読みやすく、営業担当者にも隙間時間に見てもらいやすいというのはメリットに感じていますし、購読率アップの1つの要因だと思います。
白鳥 果林 様(以下、白鳥さん):
制作面で言うと、直感的に操作ができるところが素晴らしいシステムだと感じています。マニュアルを読んでいない状態でいきなり触っても、使っていくうちに「こうやればいいんだ」と理解できますし、効率よく楽しく操作ができる点が個人的にも好印象です。
自分でCMSを触っている中で、「こんなことできるかな」と新しいことを思いついても、大体そのやりたいことが叶うようになっているのは嬉しいですし利便性を感じています。
例えば、1つの記事を作るときに何回記事の更新をしたのかがわかるので、書き手のこだわりや質の高さなども見えてきます。また、特に記事にタグを付ける機能では、タグ付けされた記事だけが表示され、すぐに読むことができます。社員が何かこれについて知りたいというときにURLを共有したり、効率よく社内報の情報にアクセスできるので活用させていただいています。
このように、まだ知らない機能、活用しきれていない機能があると思うので、これから色々試してみたいと思えるようなシステムだな、と感じています。
山下さん:
私もイメージそのままに入力できるのは便利だなといつも感じています。あとは、記事を丸々コピーできる機能がすごく役立っていて、似たような記事を作成するときに既存の記事を複製し、そこから書き換えていけるのは便利だなと思っています。
小尾様(以下、小尾さん):
ザ社内報®︎は、誰かにフォーカスを当てたいときや、インタビュー記事などをすごく書きやすいなと思っています。文章だけの記事だと、読み手も読みにくかったり飽きやすかったりするのですが、顔写真と吹き出しがあることで、読みやすく楽しめる記事になるなと感じています。
また、動画を挿入できる機能もどんどん活用したいですね。やはり、今はYouTubeなどの動画が主になってきているので、今後挑戦したいなと思います。
この機能が欲しい!というようなご要望はありますか?
ー せっかくの貴重な機会なので、ザ社内報®︎にあったらいい機能や改善ポイントなどもぜひ教えてください!
山下さん:
吹き出しのところでの字体が変えられないのが変えられると、ありがたいなと思います。
白鳥さん、小尾さん:
ぜひお願いします。(笑)
社内報のリニューアル後、社内からの評価や評判が良いコンテンツは?
山下さん:
私たち編集部では、法人営業の社員たちが実践で役立つ情報を届ける、ということを目指して社内報「NIPPON -ICHI」を運営しています。その中で、社内報についてアンケートをとり嬉しい声もいただきました。
「記事の内容が実際に役立った」だったり、基本忙しい営業社員のみなさんからも「忙しい中でも見やすかった」「読みやすかった」など。これらは、CMSの吹き出し機能や装飾のしやすさ、図の入れやすさなどが結びついているかなと思います。
小尾さん:
営業事例の共有は大切なので、全国の営業拠点に対して営業事例の共有をする際に、社内報「NIPPON -ICHI」内に「営業事例」を設けて発信しています。
よく営業さんから、「画像を使って生の声を届けるのは、やっぱりすごくいいですね」という声をいただきます。
山下さん:
よく読まれる記事の特徴の1つが、営業社員の“顔”が見えているものなんです。ストーリーはもちろんですが、 やはり顔写真が出てくると、読者は興味を持って読んでくれるようです。なので、メインビジュアルや記事内画像には、よく顔写真を使っています。
小尾さん:
確かにそうですね!
福島さん:
そうですね!取り上げられた社員本人たちのモチベーションにもなっているみたいです。社内報に載ることがステータスになりつつあることは嬉しい効果ですね。
ー 法人営業に関わる社員のみなさんの役に立っていることがわかる、嬉しいお声ですね!編集部のみなさんが特に力を入れているカテゴリーはありますか?
白鳥さん:
今社内報「NIPPON -ICHI」には、「営業ドキュメント」(成功の秘訣、失敗エピソード等)、「お役立ち情報」とカテゴリーが複数ある中で、私たちは「営業ドキュメント」に最も力を入れて執筆しています。
実際、若手社員を取り上げた記事では読者が一気に増え、課長職以上の役職層も読んでいるという結果が出ています。今後は、若手社員をピックアップした記事をどんどん発信していこう、という話し合いを編集部でしています。
ザ社内報®︎には記事にコメント機能がありますが、営業ドキュメントの記事に対して社員の方から、「実践できそうなノウハウなので、やってみようと思います!」というような前向きなコメントが入ったときは、やはりすごく嬉しいですね。
今後、ザ社内報®︎で達成したいことを教えてください!
山下さん:
社内報「NIPPON -ICHI」をWEB社内報に変えてから、認知度も購読率も上がってきています。しかし、全国の全社員が読んでくれているわけではありませんので、私たち編集部で取り上げる題材や記事の見せ方など読みたくなる工夫をしながら、購読率100%を目指したいと思います。
その中でも、忙しい営業担当者が社内報「NIPPON -ICHI」を読むことで、明るい気持ちになったり、勇気が湧いて、プラスアルファできちんと仕事にも役立つような、そんな存在にすることができたらいいなと思っています。
白鳥さん:
立ち上げ当初はほぼ1名体制で運営していた社内報「NIPPON -ICHI」も、現在までで色々と体制が変わり、ここ1、2年で3名体制になりました。体制が変わったこともあり、記事を書く人が増えるとコンセプトや統一感がズレてしまわないか、という不安が私自身にありました。
しかし、今のメンバーは3名ともこのコンセプトをしっかりと守っていこうという意志を持ち、定期的にミーティングを行って意思疎通をはかっているので、うまく運営できている実感があります。結果的に、著者が増えたことでそれぞれの記事の専門性が高まり、よりサイトとしての魅力も高まりました。
今後は、書き手が増えてもコンセプトをブレずに運営し続けていけるよう編集部で基盤を固め、「NIPPON -ICHI」の価値を向上させていきたいです。
小尾さん:
営業担当者は外回りも多く、情報が欲しいけれど自分たちで情報収集をする時間がなかったり、メールだと埋もれてしまうという問題がありました。
WEB社内報では、この2つの課題を解決できる存在になれていると思うので、これからも旬の情報や営業担当者がお客様に対して武器になるような、有益な情報発信をしていきたいです。
福島さん:
編集部の3人がお伝えした通りですが、情報が氾濫してる昨今、弊社の営業担当者も何を見たらいいのか選択に困ってしまうことがあると思います。なので、なるべく多く目に触れるような形かつ、1to1で情報を出していければいいなと思っています。そのスタートとして、社内報の発信にマーケティング・オートメーションのツールを導入しました。
弊社には、このサイト以外にも汎用企画書を掲載しているイントラがあるので、「NIPPON -ICHI」を軸に、それらを統合して営業担当者に役立つ情報を届けられるようにしていきたいです。営業担当者のその先には、お客様がいらっしゃるので、よりみなさまに喜ばれる企業となっていきたいと考えています。
ー 福島様、山下様、白鳥様、小尾様、ご協力ありがとうございました!
WEBで社内報を始めたい方はぜひお問い合わせください!
スマートメディアが提供する「ザ社内報®︎」は、導入事例750サイト超のCMS「Clipkit®︎」のWEB社内報に特化したサービスです。セキュリティ対策やサーバー保守も弊社で行いますので、運営コストも大幅にカット。デザインの変更やコンテンツ制作もお任せいただけますので、御社のインナーブランディングをマルっとサポートいたします。