【ビッグKW1位獲得につながった事例も】PRの役割とマーケティングとの関係性とは

マーケターの皆さんは認知獲得のためにPR施策を検討したことはありますでしょうか?
昨今ではPRもかなり広義になり、マーケティング施策との境界線もなくなったことから「PRとは何か」を一言で表すのが難しくなっています。

そこでこの記事では、そもそもPRとは?からベクトルデジタルだからこそできたPRとマーケティング施策のシナジーについて解説していきます

【ビッグKW1位獲得につながった事例も】PRの役割とマーケティングとの関係性とは

PRとは

そもそも、「PR」とは正式名称を「パブリックリレーションズ」といい、その英語の頭文字をとったものです。

そして「パブリックリレーションズ」とは公共と組織の良い関係づくりのことを意味し、例えば

✓消費者
✓株主・投資家
✓従業員
✓行政機関
✓取引先
✓地域住民

などと信頼関係を構築することが求められています。

このように見ると、関係づくりをする対象がかなり幅広いことが分かります。

そして、企業が一方的に自分たち目線の情報を伝えても信ぴょう性に欠けてしまうため、第三者(メディア)を通して日常になじむ形で伝えていくことが必要です。

このように説明すると、PR活動を「結局は、メディアに露出するための活動でしょ?」と思う方もいるかもしれません。
誤りではないのですが、メディア露出はPRを行う上でのプロセスの一つにすぎません。

PR活動は、企業やサービスの存在価値を正しく広め、企業の評判を高めたり、行動を促すことが目的です。
したがって、マーケティング活動と切っても切れない関係性であることが分かります。

なぜPRが必要なのか

情報過多の時代でも自社のイメージを確立するため

インターネットやソーシャルメディアの普及により、情報があふれてしまっている時代です。
SNSを開けば滝のように流れてくる広告。
マーケターのみなさんにはとても耳が痛いことと思いますが、ユーザーが情報に対して厳しい選別の目を持ってしまったが故に、とりあえず広告を流せば売り上げが上がる、という時代は終わってしまいました。

そんな時代だからこそ、企業やブランドが自らの存在や価値をアピールするためには、ユーザーとよい関係づくりをしておくことが不可欠です。

マーケティング活動を加速させるため

マーケティング部のみなさんはもしかしたらPR活動は自分には関係ない、と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、PRとマーケティングをうまく掛け合わせると大きなシナジーが生まれる可能性があります。

こちらは弊社がPRとマーケティングを手掛けた某パーソナルジムの事例です。
2023年6月にタレントをキャスティングしてキャンペーンイベントを行ったところ、各種メディアに取り上げられ、公式HPへのオーガニック流入量が増加いたしました。

その結果、SEO効果にも寄与し「パーソナルジム」というビッグキーワードで掲載順位1位を獲得することが出来たのです。

通常ビッグキーワードで1位を取るにはドメインパワーの強化が必要だったり、質のいい記事を相当な量用意する必要があったり、被リンク対策も必要だったり…と、多くの工数を要します。
さらには、そんな努力を数年重ねても結局大手の競合に太刀打ちできなかった、という結果になることも大いにあり得るのです。
(実際にも、メディアを作りたてのクライアントからビッグキーワードを狙いたいと相談をいただいても、お断りすることも多いです。)

そんな通常の戦い方ではできっこない、という事をひっくり返す可能性を秘めているのがPR、という事です。

PRと広告の違い

一方で広告とは、売り上げを上げるためにターゲットに情報を届け、自社のプロダクトやサービスを販売することが役割です。
そのために媒体の広告枠を購入して自社目線の情報を配信します。
そこには第三者の目線は反映されずらいので、信頼度はPRよりは低いと言えるでしょう。

それと比較してPRは、届け先が消費者だけでなく、株主・投資家、従業員のほか、行政機関や金融機関、地域住民や取引先なども含まれることがまず大きな違いです。
自社のポジティブな情報を如何に第三者から発信してもらうかが成功のカギとなります。

発信主体 発信者の特性 情報の操作 情報を届ける方法 情報の信頼度
マーケティング(広告) 企業 主体的 出来る 広告枠 低い
(PRと比べて)
PR 第三者
(インフルエンサー、メディア、消費者など)
客観的 出来ない 報道枠 高い
(第三者目線のため)

ベクトルのPR事例

メガネの新たな価値を広めたい。

#デジタル時差ボケ(Zoff)

本来眼鏡といえば視力が悪い人が使用するものという概念を覆した、ブルーライトカットメガネ。

デジタルデバイスが発するブルーライトは、体内時計の乱れによる身体の昼夜逆転状態「デジタル時差ボケ」を引き起こす要因の一つとなっております。また、この「デジタル時差ボケ」は、健康の根幹でもある「睡眠」にも大きく関与しているのではないかと考えられております。
そこで「デジタル時差ボケ」というコミュニケーションワードを策定し、“マイナスをゼロにする存在”から、“マイナスをプラスに変える存在”へとメガネの価値のアップデートを図りました。

その結果、過去受注件数が過去最高記録に!

既に他社が築き上げていた“ブルーライトカット”市場。
創成記を経て、再びブルーライトカットメガネの注目を集めるため・大きく話題化させるためには、戦略的な仕掛けが必要だった。

「デジタル時差ボケ」=新たな現代病として話題を呼ぶ

注目したのが、人々が“ブルーライトによる身体への悪影響を自分ゴト化できていない”という課題と、コロナ禍でリモートワークが増えたりおうち時間を過ごす時間が増えたりしたことで、どことなく「目の不調」「身体の不調」を感じ始めていたというインサイト。
そこで「デジタル時差ボケ」というコミュニケーションワードを策定し、ブルーライトによる影響をPRによってターゲットが自分ゴト化出来るカタチで発信。“生活者にとって当たり前の概念”になること、そしてブルーライトによる悪影響を自分ゴト化してもらうことを目指した。

受注件数は過去最高に!

そのほか、ベクトルのPR事例についてはこちらから↓
https://recruit.vectorinc.co.jp/work/case-study

広告費が高騰している今だからこそ、PRの視点を

Web広告費が高騰している現在、顕在層のみに多額の広告費をかけて集客していてはいつか天井が見えてしまいます。
これからは、準顕在層や潜在層に向けてアプローチをし、具体的な検討段階になった際に第一想起を取れるかがマーケティングの成功のカギとなるでしょう。

ユーザーとの良い関係づくりを行っていくための方法をお打ち合わせにて壁打ちも可能ですので、いつでもご相談くださいませ。

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