オウンドメディア|株式会社コメ兵様「KÓMERU」

今回の事例インタビューは、オウンドメディア「KÓMERU」の運営をお任せいただいている株式会社コメ兵様に、オウンドメディアを始めたきっかけや今後の展望をお話いただきました。

オウンドメディア|株式会社コメ兵様「KÓMERU」

株式会社コメ兵​​は1947年に古着屋から創業。店舗とオンラインストア(EC・宅配買取)を中心に、中古ブランド品の買取と販売を行っている、日本最大級のリユースデパート「KOMEHYO」を運営。関東、東海、関西を中心に、全国に店舗を展開しています。

リユースをより身近に、便利で、安心できるものに進化させることで、多くの方がリユースに参画できる環境づくりと、サステナブルな社会の実現を目指す企業です。

導入サービス|オウンドメディアのフルサポートサービス「Ownd」

スマートメディア オウンドメディア Ownd

Ownd(オウンド)とは、生活者に「見られる」オウンドメディアの構築・運営を10名以上の編集者で構成された編集チームが一気通貫で担う、オウンドメディアのフルサポートサービスです。SEOやSNSを活用した集客はもちろん、一度サイトに訪問した方を「ファン」にするための企画・運営が得意です。

「KÓMERU」

2018年9月より、オウンドメディア「KÓMERU」(コメル)をスタート。“賢くオシャレを楽しむ女性のためのブランドマガジン”をコンセプトに、ブランドの歴史からハイブランドを使ったコーディネート、そしてサスティナブルにまつわる連載など、リユースを視点としたさまざまなコンテンツを発信しています。

今回お話をうかがったお客様は…

横井 一雅様
株式会社コメ兵
広報部

名古屋本店ファッションフロアに配属され買取販売業務に従事。その後、銀座店、新宿店に勤務し、2017年に名古屋本店に帰任。新宿店、名古屋店では責任者としてフロア運営に携わる。2021年に広報部に異動し、店舗での経験や現場の声を反映させた情報発信を行えるよう広報活動を行う。


坊所 萩子様
株式会社コメ兵
営業本部 東日本エリア事業部/オウンドメディア「KÓMERU」編集長

KOMEHYO SHINJUKU WOMENにも勤務し、ハイブランドに精通したベテランスタッフとして活躍。また、オウンドメディア「KÓMERU」の編集長として自ら取材に出向き、賢くオシャレにサステナブルを楽しむ方法を発信されています。

オウンドメディア導入に興味を持ったきっかけを教えてください

横井 一雅 様(以下、横井さん)
弊社はこれまで、「リユース」という言葉が世の中に浸透していないことを課題に感じていました。リユースは中古品で汚いもの・使い込んだものというように、まだまだネガティブに捉えられることが多いのが現状です。

このような状況の中、お客様と接点を持ち、リユースに対してポジティブな印象を持ってもらいたいという狙いがあり、オウンドメディア導入を検討していました。
特に、ブランド品やジュエリーを扱っていることもあり、弊社のお客様には50~60代の年代の方が多く、これからの将来を見据えて30代以下の女性との接点作りをしておきたい、という考えもありました。

ー オウンドメディアのコンセプトはありましたか?

横井さん:
オウンドメディアをスタートするにあたっては、「コメ兵」という会社名が全面に出るのではなく、あくまでも「ブランドファッションとリユースについての情報価値で勝負するメディア」を目指しました。しかし、社内でオウンドメディア制作に取り組もうとすると、どうしても直接売上に結び付けようとしてしまうのではないか、という不安もありました。

そこで、読者目線を持って記事作りをしてもらえそうなスマートメディアさんに依頼しました。

<オウンドメディア導入前の課題>
・ブランド品のリユースに関するネガティブな印象を変えたい
・今後お客様となりえる30代以下の女性との接点作りをしたい
・社内では読者目線のコンテンツ制作が難しい

<現在の目標>
・サステナブル企業としてのブランディング
・オウンドからの集客(EC遷移)

競合と比較してスマートメディアが良かったところは?

横井さん:
SEO対策につながる戦略が豊富で、コンテンツ作りに対して提案力もあったところに大変魅力を感じました。

また、今後私たちが接点を持っていきたいターゲット層である30代以下の女性が、スマートメディアさんの社員やライターさんにたくさんいらっしゃることも決め手になりましたね。

オウンドメディアを導入されて実感した効果は?

横井さん:
弊社がブランディングとしても大切にしている“サスティナブル関連のキーワード”で上位を獲得できていることです。特に、「サスティナブル 意味」など、検索ボリュームが大きいキーワードでも、長年上位表示されていることに成果を感じています。

また、ハイブランド名で検索をすると、よくKÓMERUの記事が上位に表示されています。SEOという意味では、明らかにオウンドメディアを導入してからうまくいっているな、という実感があります。

さらに、オウンドメディアがご縁でスタートしたサスティナブルジュエリーブランド「mi  luna」の立ち上げにつながるなど、オウンドメディアを起点に別の事業を展開できていることも、弊社にとって非常にプラスに感じています。

<実際の成果>
・サステナブル関連キーワード:約160個獲得(1P目表示のキーワードのみ抜粋)
※サステイナブル(月間検索ボリューム:60,500) といったビッグワードでも獲得。
・広告配信popin にてサステナブル企業としての配信枠を獲得
・PV:オウンド開設時より50倍に成長

<成果の達成のために行ったコンテンツ戦略>
・記事コンテンツ制作:プレミアム記事として、サステナブル企業との対談・インタビューを通じて、サステナブル企業としての確立や他の企業様との相互協力をする
・SEO記事:月1〜2本のサステナブル関連ワードの選定に加え、 その他のキーワードに関しても、リユースショップの活用=サステナブルというブランディング要素を盛り込む
・毎月の記事数:10本

※インタビュー時

弊社のサポート体制についてご感想をお聞かせください

横井さん:
オウンドメディアで発信するコンテンツについて、世の中のトレンドがどうなっているのかも交えながら、記事の方向性について的確にアドバイスをいただけるのは非常に助かっています。スケジュール面について無理を申し上げることも多いのですが、かなり柔軟に対応していただきありがたいです。

ー KÓMERUで連載をもつ坊所さん。記事では、さまざまな体験を通してサスティナブルについて考える記事を発信されてますよね。

坊所 萩子 さん:(以下、坊所さん)
私たちは通常売場を担当しているので、オウンドメディアの業務だけに集中することが難しい環境の中で、スマートメディアさんには、いつも柔軟な対応をしていただきとても助かっています。

なかなか対応できないこともあり、その度に申し訳ないなと思っておりますが、細やかなリマインドをしていただき、円滑なメディア運営ができていると実感しています。

インタビュー記事や体験記事の企画でご提案頂くの企業さんも興味深いところが多く、弊社の若手社員も記事を読み、すごく刺激を受けたと直接メッセージを送ってくれることもあります。

オウンドメディアをきっかけに他のサスティナブル企業さんなどに興味を持ち始める社員も増えていおり、記事でご紹介する企業さんのチョイスもすごくいいと思っております。

▼坊所さんが編集長として取材された記事

店舗の接客にオウンドメディアの記事を活用されたことはありますか?

坊所さん:
私自身がオウンドメディアの編集長を担当していることもあり、お客様との話題作りになっています。顧客様の中には結構面白がって見てくれる方もいまして、そういった意味では少しずつですが店舗での活用はできているのかなと思います。
ただし、まだ直接接客には使えていないので、今後はもっと活用していきたいですし、それが課題だと感じています。

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KÓMERU記事より【体験・インタビュー】自然の持つ色でオンリーワンのアイテムに染め上げる

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ー 社内からオウンドメディアについて嬉しい反響があったとか。

坊所さん:
そうなんです。名古屋本店の話になりますが、ブランドバッグフロアの責任者から「KÓMERUの内容はお客様にも有益で、自分たちの参考になる情報がたくさんあるから、もっと接客で活かしていこう」という話が出たそうです。

横井さん:
こんな風にKÓMERUの記事について、フロア責任者から支持する意見をもらえると、やっていてよかったなと思いますね。今後は、もっとお客様にも従業員にもしっかり読んでいただけるようにしたいなと改めて思いました。

今後、オウンドメディアの垣根を越えて期待することは︖

横井さん:
EC関与比率やコンバージョンUPには期待したいですね。
弊社では、KÓMERU以外に「TOKEI TSUSHIN」や「ブランドの手帳」などのメディアを運営しており、PVは順調に伸びてきています。

今後は、いかにオウンドメディアからECサイトへ誘導し売上につなげていくのかについて、スマートメディアさんからご提案をいただきながら動いているところです。

オウンドメディア導入後、予想していなかった効果やメリットはありましたか?

横井さん:
オウンドメディアが、社内のコミュニケーションツールとしても活用できているということです。内でも、KÓMERUの更新を楽しみにしているスタッフが多く、これは予想外のメリットでした。
特に、編集長の体験記が人気で、「私もやってみたい」という声も多く聞こえてきています。

坊所さん:
私は、店頭に立ちお客様とお話しすることがお仕事なので、“自ら何かを発信する”という経験は初めてでした。私に限らず、店舗のスタッフや買い取りスタッフにとっても、オウンドメディアという発信の場所があることは、非常に刺激的でモチベーションUPにもつながる経験だと感じています。

入社したばかりのスタッフもKÓMERUをすごくチェックしてくれていて。「こういう企業がありましたが企画に活かせませんか」とか、「次はあの取材に行ってみたらどうですか」と、積極的に提案をしてくれます。

個人的に考えていることではありますが、今後は、意欲のあるスタッフには入社時期を問わずに発信する機会を与えることで、スタッフのモチベーションアップにつなげられるのではないか、と思っています。

今後、スマートメディアに期待することはありますか?

横井さん:
今よりもさらにオウンドメディアからECサイトへ誘導し、売上につながるようなことが強化されていくと嬉しいですね。

あくまで理想論にはなってしまいますが、例えば記事の中でバナーがクリックされる仕組みがあるとか、アフィリエイトのノウハウをご提案いただくとか、記事の作り方を根本から見直すようなアイディアをいただけることを期待しています。そういった施策によって、オウンドメディアで利益が出せるといいなと。

また、記事作りにおいては、インスタのハッシュタグでよく使われるようなキーワードで上位を取れるようになると、私たちがターゲットとする30代以下の女性に刺さる記事が作れるのかなと考えています。

オウンドメディアの今後の展開や達成したいことを教えてください

横井さん:
弊社はブランドリユースNo.1企業として、オウンドメディアを通してリユースの魅力についてしっかりと伝えていきたいと思っています。
まずは、できるだけ多くの方にKÓMERUを知っていただいて、記事も読んでいただきたいですね! そして、読者の役に立つ情報を発信しながら、リユースの魅力を発信していきたいです。

今後は、オウンドメディアを通したECサイトでのコンバージョン率UPにも期待しながら、これからも一緒に取り組んでいければなと思っています。

坊所さん:
KÓMERUの認知度には、まだまだ全然伸びしろがあると思っています。KOMEHYOを知らない方でも、KÓMERUのコンテンツを通して“リユース”に興味持っていただき、結果的にコメ兵に来ていただくお客様が増えていくと嬉しいなと思っています。

ー 横井様、坊所様、ご協力ありがとうございました!

オウンドメディアを始めたい方はぜひお問い合わせください!

スマートメディアでは、オウンドメディアの構築・戦略策定・記事制作を全て一気通貫でお受けしております。これからオウンドメディアの構築を検討されている方は、ぜひお問い合わせください。

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