【事例あり】WEB社内報の役割やメリット、見られるWEB社内報作りのコツを解説

社内報とは、会社の理念や経営方針、社内の伝達事項などを社員に広く発信するコミュニケーションツールです。近年、従来の紙媒体からWEB版の社内報へ移行する企業が増えてきたりと、社内報の形は企業毎に多岐にわたります。この記事では、WEB社内報の役割やメリット・デメリット、成功事例、導入ツールの選び方や導入の際に知っておきたいポイントなどを解説します。

【事例あり】WEB社内報の役割やメリット、見られるWEB社内報作りのコツを解説

この記事を書いたのは…

小針亜葵子}

小針亜葵子

PR/オウンドメディアプロデューサー/社内報運用担当

編集プロダクションやアパレルブランド勤務を経てウェブメディア業界へ。月間500万PVの男性メディア編集長や有名ガールズファッションイベント公式メディアの事業責任者などを経て、現在はPR/コーポレートブランディングを担当。2016年より現在まで、メディア運営のノウハウを生かし、男性グルーミングブランドのオウンドメディアプロデューサーも担当。また、スマートメディア内のWEB社内報の制作・運用担当も兼務している。

社内報とは

社内報とは、社内広報を行うためのツールとして制作された冊子やウェブ、映像などの媒体のことをいいます。主に企業で制作され、社内メンバーや関係者に向けて配布、または公開される情報誌や報告書のことを指します。企業や組織内でのコミュニケーションの一環として、さまざまな目的で作成されています。

社内報の目的

主な目的や役割は、以下になります。

・情報共有
・コミュニケーション促進
・企業文化の伝達
・社員の表彰と紹介
・業界動向の把握
・広報活動
・イベント告知
・問題解決や意見交換の場

情報共有

社内での最新情報、プロジェクトの進捗状況、重要なニュース、業績などの情報を共有する手段として使用されます。

コミュニケーション促進

組織内のメンバーが互いの活動や業務内容を理解し、コミュニケーションを促進するためのツールとして活用されます。

企業文化の伝達

企業のビジョン、ミッション、バリュー、成功事例などを伝え、組織の一体感や文化を醸成する役割を果たします。

社員の表彰と紹介

社内報では、優秀な社員やチームの活躍を称えるための記事や、インタビューを掲載することが多くあります。

業界動向の把握

自社だけでなく業界全体の動向やトレンド、競合他社の情報を提供し、社内メンバーに業界に対する理解を深める機会を提供します。

広報活動

社外に向けて、企業の活動や成果を広報する手段としても使用されることがあります。

イベント告知

:社内のイベントや研修、セミナーなどの告知を行い、参加者を募集するための情報を提供します。

問題解決や意見交換の場

社員からの提案や意見を募集し、社内報を通じて共有することで問題解決や意見交換の場を提供します。

WEB社内報とは

WEB社内報とは、従来紙媒体で発信してきた内容を、WEB上で社内報コンテンツとして発信することをいいます。社内のICT*整備により、従来紙媒体で配布されていた社内報も、WEB版に切り替えを行う企業が増えています。WEB社内報とはどんなものなのか、目的や概要についてご紹介します。

*ICTとは…

ICTは「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略で、通信技術を活用したコミュニケーションを指します。情報処理だけではなく、インターネットのような通信技術を利用した産業やサービスなどの総称です。

引用元: 発注ナビ

WEB社内報の目的

WEB社内報の目的は、コンテンツを通して会社の考えや理念をメンバーに伝えたり、思いへの共感を得るなど、社内のコミュニケーションを円滑にして情報共有を図り、モチベーションアップにつなげることです。

紙媒体・WEBを問わず、社内報は社内の情報を社員に共有するツールです。その内容は、会社の経営理念や経営陣の思い、ビジョン、決算報告はもちろん、社内で進行しているプロジェクトの紹介や社員紹介、お知らせ、コラムなど多岐にわたります。

WEB社内報はテレワーク時代だからこそ検討したいツール

コロナ禍を経て、これまでのような対面でのコミュニケーションが減ってきている昨今。テレワークが一般的になったことで働く環境が大きく変わり、社員同士の意思疎通が難しくなってきているということも懸念されています。

WEB社内報は、対面からテレワークに働き方が変革した現代において、ネットワークを介して社員同士が身近につながりを感じられるツールです。

WEB社内報のメリット

導入するにあたり、WEB社内報のメリット、デメリットを確認しましょう。まずはメリットからご紹介します。

<WEB社内報のメリット>

・鮮度の高い情報をリアルタイムに発信可能できる
・コストを削減できる
・専門知識がなくても簡単に作成できる
・情報共有がスムーズ
・読み手の反応を感じられる

鮮度の高い情報をリアルタイムに発信可能できる

WEB社内報最大のメリットは、スピーディかつリアルタイムに情報を伝達できることです。紙媒体の社内報は、作成してから発行までに、かなりの時間を要します。WEB社内報は、WEB上で記事制作が完了し、即時公開が可能です。

また、もし公開後に加筆修正があっても、WEB上で容易に対応できるため、常に鮮度の高い情報を発信することができるのです。

コストを削減できる

WEB社内報には、印刷コストがかからないというメリットがあります。WEB社内報のシステムの導入や運用にコストがかかりますが、都度発生する印刷代や制作にかかるリソース、配布の際の郵送費と比較すると、WEB社内報の方がコストダウンにつながります。

また、訂正がある場合や情報を更新したい時に、刷り直す必要もありません。WEB社内報の中には、導入がリーズナブルに行えるものや、無料で使えるツールもあります。

専門知識がなくても簡単に作成できる

WEB社内報に特化したシステムを使えば、ブログ感覚で担当者が内容をスムーズに更新することも可能です。紙媒体の社内報と比べて、過去記事や関連情報とのリンク付けもできるため、読み手はより知りたい情報を引き出せるようになります。

情報共有がスムーズ

検索やタグなどWEBサイトにある機能も使えるため、紙媒体の社内報に比べて格段に情報共有がスムーズに行えます。例えば、検索窓で過去の社内報から知りたい情報をすぐに見つけることができたり、タグページのURLを共有すれば、複数記事を一気に確認することができます。

また、過去記事は蓄積されていくので、新卒社員や中途社員、産休・育休中の社員など、情報を知りたい社員がWEB社内報を通して、いつでも会社の状況を確認することができる点も魅力の1つです。

読み手の反応を感じられる

WEB社内報システムには、いいねやコメント投稿など、SNSのような読者側からリアクションが可能な機能を搭載しているものもあります。この機能を使えば、情報が一方通行にならず、WEB社内報を通して相互コミュニケーションを図れます。

また、読み手のリアクションを見れば、どんなコンテンツが社員に望まれているかを可視化しやすくなるので、作る側も反応をコンテンツ制作に活かすことができます。

WEB社内報のデメリット

WEB社内報にはデメリットもありますので、導入前に理解しておくことが大切です。

<WEB社内報のデメリット>

・魅力的なコンテンツ制作が必要である
・ネット環境、スマホやパソコンがないと読めない
・本当に伝えたいことが伝わらないリスクがある

魅力的なコンテンツ制作が必要である

WEB社内報と紙媒体の社内報における最大の違いは、情報伝達方式です。

紙媒体はPush方式と呼ばれ、読み手の意思にかかわらず手元に情報が配信される仕組みです。これに対してWEB媒体はPull方式と呼ばれ、読み手側が読みたいという意思を持って情報にアクセスする必要があります。

そのため、WEB社内報にはより読者に“読みたい”と思わせるコンテンツの制作が求められるのです。

ネット環境、スマホやパソコンがないと読めない

WEB社内報を読むためには、ネット環境、そしてスマホやパソコンなどのデバイスが不可欠です。1人1台端末の用意がない企業の場合は、社内報閲覧のための機器が必要になります。

本当に伝えたいことが伝わらないリスクがある

WEB社内報は、見たい情報を読み手側が選ぶことができます。そのため、会社として一番伝えたい情報と、読み手が読みたい情報が一致しない可能性もあります。会社が伝えたい情報が必ずしも社員に伝達されるとは限らないため、読み手に伝えるための工夫が必要になります。

WEB社内報制作ツールの選び方

WEB社内報は、1から自社で構築することも可能ですが、一般的なWEBサイトと異なる点も多いのが特徴です。

社員だけが閲覧できる会員機能が必要であったり、記事の公開や削除が誰にでもできないように、管理者権限を分ける必要があるなど、社内報に必要な機能が存在します。そのため、多くの企業がWEB社内報に特化したツールを導入しています。ここでは、WEB社内報制作ツールの選び方についてご紹介します。

費用で選ぶ

WEB社内報システムは、多くの場合に初期導入費用と月額利用料が必要です。料金体系は、機能によってや提供するベンダーでさまざまです。

費用対効果や予算、これまで社内報にかかっていた費用などを鑑みて、比較検討しましょう。

使い勝手で選ぶ

WEB社内報のメリットの1つである「スピード感のある情報発信」のためには、ユーザーインターフェイスの使い勝手が最も重要です。

社内報制作の担当者が扱いやすい仕様であること、そして、直感的に記事制作更新・加筆修正ができるものをおすすめします。

また、運用の手軽さも重要なポイントです。WEB社内報運用の手間を抑えたい場合は、サーバ管理やセキュリティ対策の必要がないサービスを選ぶと良いでしょう。

データ解析機能で選ぶ

WEB社内報は、システムによって収集する情報や解析するデータが異なります。導入前にどんな情報が欲しいのかを明確にしておくと、システムを選びやすいです。

ウェブサイトの分析ツールは、慣れていないとわかりにくいものも多くあります。導入するWEB社内報サービスに、わかりやすい分析機能がついているかなども、比較検討のポイントになります。

セキュリティの高さで選ぶ

WEB社内報には、社内の気密性の高い情報を掲載することもあります。そのため、関係者以外が容易にアクセスできないように、セキュリティ対策が万全であるかという点も、選ぶ基準となります。

社員に読まれるWEB社内報作りのポイント

WEB社内報は、Pull方式の情報発信ツールであるため、社員が読みたくなるようなコンテンツ制作が重要です。ここでは、社員に読まれるコンテンツ作りのポイントをご紹介します。

社内報のコンセプトや目的を明確にする

はじめに、WEB社内報のコンセプトや目的を明確にしましょう。紙媒体と比べて簡単に作成・更新できるため、どんどんコンテンツが増える反面、大切な情報が埋もれてしまうおそれもあります。

運営側は、「何を」目的に社内報を発信しているのかを忘れずに、社員に読まれるコンテンツづくりを心がけましょう。

読みたいと思わせるコンテンツを制作する

せっかくWEB社内報を使って情報発信をしても、社員が魅力に感じるコンテンツでなければアクセス数は伸びません。

記事を公開したら終わりではなく、システムのデータ解析機能を使いこなし、記事の反響やアクセス解析を行いましょう。どんな情報が社員に求められているのかをしっかりと分析して、次回のコンテンツ制作に活かし、PDCAを回すことが大切です。

また、社員に向けて定期的なアンケートを実施することもおすすめです。どんなコンテンツが読みたいか、社内報の内容に魅力を感じているのかなどのアンケートを実施することで、コンテンツ制作に活かせる意見が得られるでしょう。

リアクションしやすいコンテンツも発信する

読み手からのリアクションが感じられることも、WEB社内報の魅力の1つです。そのため、社内の大切な伝達事項だけでなく、社員が気軽に読めてリアクションしやすいコンテンツも適度に入れたいもの。例えば、季節ネタやランチネタ、社員インタビューなどが定番とされています。

成功するWEB社内報運用法

①社内報運営のゴールを決める
②目的に合わせた運用しやすい媒体・ツールを選定
③リソース確保
④記事の企画立案
⑤記事制作、校正、公開
⑥データ解析、PDCAを回す

①社内報運営のゴールを決める

まずは何のために運営し、どうなったら目標達成なのかゴールを明確に設定し、関わるメンバー“全員”に周知しましょう。

②目的に合わせた運用しやすい媒体・ツールを選定

次に、運営担当者が扱いやすい媒体、ツールを選んで採用しましょう。わかりにくいシステムは一部の人しか扱えず、社内報自体が俗人化してしまうため、担当者が疲弊してしまったり、更新頻度が上がらないなどの弊害が発生することも…。

社内報に関わるメンバーが更新しやすいツールを選び、目的を達成できるようにすることが大切です。

③リソース確保

WEB社内報を円滑にするためのリソース確保をしましょう。社内報は広報が担当することが多いと言われていますが、記事企画立案、取材、執筆・校正など、制作から公開までの一連の流れには、かなりの工数がかかります。

採用にも関係するため、人事チームと連動したり業務量を調整するなどして、スムーズな運営が行える体制を整えましょう。

④記事の企画立案/⑤記事制作、校正、公開

そして、記事の企画立案〜取材〜執筆〜編集〜公開と、メディアサイトと同様の流れを行います。自社にメディア運営経験者がいる場合はメンバーに加えたり、外部ライターに執筆を任せるなど、必要に応じて外部リソースを使うこともおすすめです。

⑥データ解析、PDCAを回す

記事を公開したら、アクセス解析を行いましょう。リアクション機能がある場合は周りの反応も企画の参考にしたりしながら、PDCAを回しましょう。

WEB社内報導入事例

弊社で提供しているWEB社内報特化型サービス「ザ社内報®︎」を導入いただいている企業様に、WEB社内報導入時の課題から運用、効果、今後の展開についてお話しいただきました。ぜひ、比較検討の参考にしてください。

株式会社セゾン情報システムズ様

株式会社JTB様

株式会社MBSメディアホールディングス様

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ここでは、ザ社内報®︎のおすすめポイントを紹介します。

直感的で誰でも簡単に更新ができる

「ザ社内報®︎」は、直感的で誰でも使いやすいユーザーインターフェイスが特徴。まるでブログのように簡単に記事作成ができます。管理画面もアイコン表示でわかりやすく、専門知識のない一般社員でも使いやすい仕様です。

いいねやコメント機能で双方向コミュニケーション

SNSのようないいね!機能やコメントを書ける機能があり、部署や役職を超えてラフにコミュニケーションを取ることが出来ます。読み手と書き手が相互にコミュニケーションを取りやすいツールです。

実際に弊社内でも使用していますが、いいねが多いと励みになり、コメント機能によって他部署の社員同士がコミュニケーションをとる姿も多く見受けられます。

反響が分かる効果検証が簡単に

弊社独自開発のアクセス分析ツールで部署や個人単位でもコンテンツの反響を確認できます。

運用開始までスピーディ

最短2週間で納品可能です。使いやすさを追求したテンプレートをすぐ使用いただけます。

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