SNSの種類とそれぞれの特徴とは?マーケティングに有効なSNSの活用法

SNSとは、インターネット上でコミュニケーションを図れるサービスを指します。TwitterやInstagram、Facebookなど、SNSの種類は豊富で、それぞれに特徴があります。本記事では、SNSとソーシャルメディアの違いから、代表的なSNSの種類を解説。併せてSNSとオウンドメディアの活用方法も紹介します。

SNSの種類とそれぞれの特徴とは?マーケティングに有効なSNSの活用法

この記事を書いたのは…

小針亜葵子

PR/オウンドメディアプロデューサー

編集プロダクションやアパレルブランド勤務を経てウェブメディア業界へ。月間500万PVの男性メディア編集長や有名ガールズファッションイベント公式メディアの事業責任者などを経て、現在はPR/コーポレートブランディングを担当。2016年より現在まで、メディア運営のノウハウを生かし、男性グルーミングブランドのオウンドメディアプロデューサーも担当している。

SNSとソーシャルメディア、SNSマーケティングについて

「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」を意味するSNS。似た言葉としてソーシャルメディアがあります。まず初めにSNSとソーシャルメディアの違い、SNSの分類とSNSマーケティングを解説します。

SNSとソーシャルメディアとの違い

SNSは、友達や知人同士の集まりといった、社会的なコミュニティをインターネット上で構築するサービスのこと。主にお互いのコミュニケーションが重要視される傾向にあり、FacebookやTwitterが代表例です。

一方ソーシャルメディアは、SNSだけでなくブログや掲示板、Webサイトなど、インターネット上で展開されるサービス全般を指します。

SNSは大きく分けると2種類

SNSは、投稿内容がどの範囲のユーザーに公開されるかによって、オープン型とクローズ型の2つに分類されます。

・オープン型:不特定多数のユーザーに公開される
・クローズ型:特定のユーザーにのみ公開される

企業アカウントの場合は、より多くのユーザーの目に留まる必要があるため、オープン型が向いているでしょう。

SNSマーケティングとは

TwitterやInstagramなど、各種SNSを活用したマーケティング手法を「SNSマーケティング」と呼びます。

SNSを通じて消費者とつながることでブランドや製品のファンを獲得できる、またはブランドの価値を高められる点が魅力です。

<SNSマーケティングの主な方法>

・SNSの企業アカウントを運営する
・SNS上で広告を配信する
・SNS上でキャンペーンを行う
・インフルエンサーを起用する

▼SNSを使った集客方法をもっと詳しく知りたい方はこちら!

【オープン型】SNSの種類

こちらではオープン型SNSの種類を紹介します。マーケティングを成功させるためにも、TwitterやInstagram、TikTokの特徴や利用者数を押さえておきましょう。

SNS名 ユーザー数 ユーザー層 特徴
オープン型 X(旧Twitter)
国内:約4,500万人
世界全体:約3億4,000万人
10〜20代の若年層が多い ・リアルタイムでの情報の取得
・いいねやリツイートですぐに拡散できる
・拡散力が高いため魅力的なコンテンツを上げるとフォロワーが一気に増える
・モラルに反した投稿をすると炎上しやすい
・まとめサイトに転載されやすい 
TikTok 国内:1,700万人 ・10代〜20代特に、10代女性は50% ・各ユーザーの好みに合った動画を流すレコメンド機能で飽きない仕組み
・ショート動画(最大10分) 
・バズりやすい
・アプリの起動時に広告を表示できる 
・ストーリー仕立ての動画を投稿できる
Instagram 国内:3,300万人 20〜30代女性が多い ・商品購入前やお店の検索ツールとして使われている
・アクティブなユーザーが多い
・BtoC企業の活用に役立つ
・フィードにリンクが貼れない
・フォロワーが1万人以上でないとストーリーズにリンクが貼れない(※2021年に開放し現在は可能)
・Facebookとの連携可能
・フィードにはリンクが貼れない
・ブランディングに利用するケースが多い
クローズ型 LINE 国内:9,900万人 幅広い世代 ・家族や友人間で利用される
・音声/ビデオ通話が利用できる(無料)
・スタンプや既読ステータス機能がある
・ライン@でプッシュ通知ができる
Cluchouse 国内:20万人 当初は起業家・著名人中心 ・招待制の音声SNS
・2023年現在、誰もが利用できる
・英会話や海外とのコミュニケーションに利用する人も
その他 YouTube 国内:7,000万人
世界全体:約19億人
幅広い年齢層
・ユーザー数がFacebookの次に多い
・影響力のあるユーチューバーが存在する
・商品の詳細や使い方を動画にするような使い方ができる
・コンテンツ作成に時間とコストを要する
Facebook 国内:2,600万人
世界全体:約23億2000万人
・40代男性が多い
・10代の利用数が少ない
・登録は実名制
・ユーザーの信頼度が高い
・炎上しにくい 
・企業HPが作れる 
・BtoB企業の活用に役立つ
・利用者数が世界で最も多い
LinkedIn
国内:約200万人
世界全体:約5億
・30~40代(男性) ・ビジネスに特化している

X(旧Twitter)

140文字以内でつぶやく、手軽さが魅力のSNSです。ユーザーとの距離が近く、直接コミュニケーションが取れるため、ファンを獲得しやすい傾向にあります。また、今この瞬間に話題になっている情報を集める、今行っているイベントと連動して実況ツイートをするなど、さまざまな活用方法があるのも特徴です。

2023年になりTwitterは名称を「X(エックス)」と変更しました。また、サブスクリプション機能が追加され、選んだプランによっては140字以上を呟やいたり、投稿後に編集することなども可能に。企業のサブスクリプション機能もあるので、さらに活用の幅が広まりそうです。

Instagram(インスタグラム)

映える(魅力的な)画像や動画をアップして、ブランドの世界観を表現できるスマホ用写真共有アプリ。投稿してから24時間で消えるストーリーズ機能、ライブ配信機能、リールと呼ばれる短尺動画なども人気です。

もともとフォロワー1万人未満のアカウントでは、ストーリーズにリンクを貼れませんでした。そのため、フォロワー数が多く、影響力のあるインスタグラマーに企業PRを依頼する「インフルエンサーマーケティング」も盛んです。

2021年からは、これまでフォロワー数による利用制限があったストーリーのリンク機能が開放され、全てのユーザーがリンクを貼ることが可能になりました。インスタ内のリンクスタンプを使い、誰もが好きなWEBサイトや商品リンクの共有ができるようになっています。

TikTok(ティックトック)

2016年9月、中国のBytedance社によって開始されたSNS。短編動画を作成して共有でき、特に10代から20代の若者に人気です。各ユーザーがアプリを起動した際に広告を表示することができるため、TikTokを活用する企業も増えてきています。

【クローズ型】SNSの種類

続いてはLINEを始めとするクローズ型SNSの種類を紹介します。どのSNSが自社に適しているか判断する指標としてください。

LINE(ライン)

日本で最も使用されているSNSで、無料のチャットや通話機能が特に人気です。幅広い世代から支持されているため、広告を出す企業が多くあります。LINE広告はトークの一覧画面だけでなく、LINEマンガやLINEニュースなど、同社が提供している別のサービスにも配信できる点が魅力。LINE公式アカウントを運営すれば、より多くのユーザーの元に情報が届きます。

Clubhouse(クラブハウス)

日本では2021年1月に公開された音声配信の招待制SNSで、いわゆる「音声版Twitter」です。ユーザーはアプリ内のルームに自由に入室し、おしゃべりを楽しんだり人の話を聞いたりできます。

しかし、2021年3月にはブームは収束。現在は招待制から変わり、自由に利用することができるようになっています。

【その他】SNSの種類

SNSには、オープン型とクローズ型のどちらにも当てはまらないものもあります。こちらでは、Facebook、YouTube、LinkedInの3つを解説します。

Facebook(フェイスブック)

オープン型とクローズ型の中間と言えるSNSです。実名登録制のため、ユーザー間のつながりが他のSNSよりも強い傾向にあります。

Facebookのユーザーは、学歴、経歴、仕事、ライフステージなど、さまざまな情報を公開しているため、ターゲティング精度の高い広告配信が打ち出せるのが魅力です。国内のユーザー数は減少傾向にありますが、世界的に見ればまだまだ大人気。海外をターゲットとしている企業や、年齢層が高めの顧客をターゲットにしている企業にはFacebookが向いているでしょう。    

YouTube

世界で最も人気を集める動画配信型SNS。日本では10代~40代まで、幅広い年齢層に支持されています。多くのフォロワーを抱えるユーチューバーは、さまざまなジャンルに存在しており「インフルエンサーマーケティング」の市場が大きいのが特徴です。

LinkedIn

アメリカでは2003年に、日本では2011年にサービスが開始されました。他のSNSと違うのは、ビジネスに特化している点。ビジネスパートナー探しや仕事探し、求めている優秀な人材の確保、ビジネスの新規開拓、専門家とのコンタクトなどで使用されています。

マーケティングの成功はSNSとオウンドメディアの活用がカギ

SNSとオウンドメディアの両方を活用することで、さらに幅広いターゲットのもとへ自社製品の魅力を届けられます。両者の必要性と活用例をご紹介します。

両者の必要性とは

オウンドメディアとは自社が所有するメディアのことで、厳密に言うとSNSも含まれます。

オウンドメディアのSEO記事に求められるのは、信頼性や専門性。一方のSNSは、消費者が共感するもの、興味のあるコンテンツが求められます。つまり、専門性に優れ信頼度が高いオウンドメディアと、注目されやすいSNSの両方を運営・活用することで、集客アップや知名度アップがさらに望めるのです。

▼オウンドメディアについてもっと知りたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください

SNSとオウンドメディアの活用例

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