ロングテールキーワードとは?SEOに効果的な選び方やメリット・デメリットを解説

ロングテールキーワードとは、複数のキーワードを掛け合わせた検索ワードのこと。検索数が少なくニッチなキーワードですが、さまざまなメリットがあり、SEOにおいても重要視されています。この記事では、ロングテールキーワードのメリットや選び方、コンテンツ制作時のポイントを解説します。

ロングテールキーワードとは?SEOに効果的な選び方やメリット・デメリットを解説

この記事を書いたのは…

小針亜葵子

PR/オウンドメディアプロデューサー

編集プロダクションやアパレルブランド勤務を経てウェブメディア業界へ。月間500万PVの男性メディア編集長や有名ガールズファッションイベント公式メディアの事業責任者などを経て、現在はPR/コーポレートブランディングを担当。2016年より現在まで、メディア運営のノウハウを生かし、男性グルーミングブランドのオウンドメディアプロデューサーも担当している。

ロングテールキーワードとは

まずは、ロングテールキーワードとはどんなものかを、具体的なキーワードや月間検索ボリュームの目安を交えて解説します。

ロングテールキーワードとは複数のキーワードを組み合わせた検索ワード

ロングテールキーワードとは、複数のキーワードを組み合わせた検索ワードのことです。検索ボリュームの多いビッグキーワードに、2~3つのキーワードをプラスして構成されることが多いです。

例えば、ビッグキーワードが「ダイエット」なら、「ダイエット 食事 昼」「ダイエット 運動 後 食事」がロングテールキーワードにあたります。  

ロングテールキーワードは月間検索ボリュームが少ない

ロングテールキーワードはスモールキーワードとも呼ばれ、1つのキーワードよりも複数で構成されるために、検索回数が少ないのが特徴です。

ロングテールキーワードの月間検索ボリュームの目安は、1,000回未満。ちなみに、ビッグキーワードは1万回、ビッグとロングテールの中間であるミドルキーワードは1,000~1万回が目安です。  

ロングテールキーワードを対策するメリット

SEO戦略で欠かせないロングテールキーワード。ニッチなワードだからこそ、検索上位を狙いやすい傾向があります。一方、検索数の少ないキーワードはすぐに集客につながらないこともあるので、メリット・デメリットを把握した上で、上手に活用していきましょう。

ここでは、ロングテールキーワードを対策するメリットを解説します。

メリット① 検索上位を狙いやすい

ビッグキーワードやミドルキーワードと比べて検索回数が少ないため、ロングテールキーワードは他のサイトと競合しにくい傾向にあります。ライバルが少ない分、作成したコンテンツが上位表示されやすいです。  

メリット② コンバージョン率が高くなりやすい

コンバージョン率とは、WEBサイトに訪れたユーザーから成果を得られた割合のこと。商品やサービスの購入、資料請求、広告のクリックなどが成果にあたります。ロングテールキーワードを用いた記事は、このコンバージョン率が高くなりやすい傾向にあります。

例)

・対象:「ダイエット サプリ 安い」で検索する人
・ニーズ:安いダイエットサプリを探していて、希望にマッチすれば購入したい

そのため、訪れたサイトにサプリの情報や魅力がしっかりと書かれていれば、購入に至る可能性が高く、成果を得やすいのです。

▼コンバージョンについてもっと詳しく知りたい方はこちら!

メリット③ ユーザーニーズを把握しやすい

ロングテールキーワードは、ユーザーニーズを把握しやすいメリットがあります。

例えば、「ダイエット」というビッグキーワードで記事作成する場合は、「食事」「運動」など幅広いテーマがあり、1つや2つの単語の組み合わせだけでは、ユーザーニーズにピンポイントにマッチする記事にするのが難しいでしょう。

一方、ロングテールキーワードでは3つ以上の単語を持つことが多く、「ダイエット 食事 昼」のように、ユーザーが「ダイエット中の食事について興味があり、なかでも昼食のことを知りたい」というニーズが明確に分かります。そのため、ロングテールキーワードで対策した記事の方が、ユーザーのニーズをしっかりと捉えた記事を書きやすいのです。

▼ユーザーのニーズと捉えるサイト運営方法はこちらの記事をチェック!

メリット④ ビッグキーワードの検索上位につながりやすい

ロングテールキーワードで対策した記事が検索上位に表示されるようになると、ウェブサイト全体(ドメイン)の評価が上がるメリットもあります。

例)

STEP①:サイト内「ダイエット」カテゴリにロングテールキーワードでダイエット関連記事を多数制作
-「ダイエット 食事 昼」
-「ダイエット 運動 後 食事」
-「ダイエット 食事 コンビニ」

STEP②:各記事の内部リンクを強化
記事の中にロングテールキーワードで制作した記事リンクを貼ることで、より細かい情報を知りたいユーザのニーズを満たすことができる

STEP③:「ダイエット」のカテゴリへの評価が上がる

このように、ロングテールキーワードを細かく対策すると、「ダイエット」というビッグキーワードでも検索上位を獲得しやすくなるのです。

ロングテールキーワードを対策するデメリット

ここでは、ロングテールキーワードの持つデメリットを確認しましょう。

デメリット① すぐに集客につながらない

ロングテールキーワードは検索回数が少ないため、1度に大きな流入は見込めないというデメリットがあります。しかし、そこは割り切って、コンテンツを制作しアクセス数をコツコツ積み上げ、サイト全体の評価につなげることを目的にしましょう。

ロングテールキーワードを対策するときは、中長期的な目標を持って取り組むことが必要になります。

デメリット② 類似キーワードが増えやすい

複数のキーワードを掛け合わせると、似たような意味合いのキーワードになりやすいこともデメリットと言えます。例えば、「ダイエット 食事 メニュー」と「ダイエット 食事  レシピ」の場合、どちらも「ダイエット中の食事」が軸となり、同じような構成の記事が完成するでしょう。

似たような内容のコンテンツを量産してしまうと、サイト内でアクセス数やページ評価が分散してしまいがちです。そのため、SEO記事制作の際には事前に細かな戦略を立て、キーワードのバランスをとることが大切です。    

ロングテールキーワードの選び方

SEOキーワード選定では、ビッグ、ミドル、ロングテールと順に決めていくのがポイントです。

ここでは、ロングテールキーワードの選び方を解説します。

手順①:ビッグキーワードを設定する

まず、サイトのジャンルやサービスを表すビッグキーワードを設定します。

例えば、痩せるための運動や食事などを紹介するサイトなら「ダイエット」と設定。先にビッグキーワードを決め、そこからミドル→ロングテールの順につなげていくと、コンテンツのテーマがぶれません。

手順②:ミドルキーワードを決める

続いて、ビッグキーワードからミドルキーワードを絞ります。関連キーワードを抽出できるSEOツールを活用するのもおすすめです。弊社では、「ラッコキーワード​」を使ってミドルキーワードを決めています。

具体的には、「ダイエット」で検索し、関連のあるミドルキーワードを選びます。「ダイエット 食事」「ダイエット 運動」「ダイエット サプリ」など、さまざまなミドルキーワードが見つかるでしょう。

その他には、Google検索を利用し検索結果の最下部に表示される関連キーワードを参考にする方法もあります。上記の写真を見ると分かりますが、Googleで「ダイエット」を検索すると、「ダイエット ストレッチ」「ダイエット 簡単」「ダイエット 短期間」などのワードを発見できます。

手順③:ロングテールキーワードを選ぶ

ミドルキーワードが決まったら、そこからロングテールキーワードにつなげます。「Googleキーワードプランナー」などSEOツールを利用すると、検索ボリュームを確認しながら関連するキーワードを探せるでしょう。

例えば「ダイエット 食事」で検索すると「ダイエット 食事 昼」「夜勤 食事 ダイエット」など、さまざまなロングテールキーワードが見つかります。サイト内の類似ワードなどに注意しながら選ぶようにしましょう。

ロングテールキーワードを使ったコンテンツ制作のポイント

コンテンツ制作では、SEOを意識しサイトの評価を上げましょう。ここでは、ロングテールキーワードを用いたコンテンツ制作のポイントを解説します。

記事内にロングテールキーワードを散りばめる

記事内には、設定したSEO対策キーワードを散りばめることが大切です。関連性のあるキーワードが多いと、Googleの評価も上がりやすいと言われています。

タイトルや見出し、導入文やディスクリプションにキーワードを入れると良いでしょう。タイトルに入れる時は、前半にキーワードが入るようにしましょう。ウェブサイトの概要を記載するディスクリプションも、冒頭の方にSEO対策キーワードを入れるのが望ましいです。

内部リンクを貼る

記事を作成したら、サイト内の関連性のあるコンテンツと内部リンクをさせましょう。関連性の高い記事をリンクさせることでユーザーニーズを満たし、サイトの滞在時間や回遊率アップにつながります。さらに、情報を網羅したウェブサイト/コンテンツとして、Googleからの評価も上がります。  

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SEOの知識に不安がある場合は、プロにコンテンツ制作を依頼する方法もあります。スマートメディアのサービス「Ownd」は、コンテンツマーケティングのプロがサイトの運営を担当。SEOで重要なキーワード選定もビッグ、ミドル、ロングテールとバランス良く行い、サイトの成長を狙います。

賢くオシャレになれるブランドマガジン「KOMERU」、老舗メガネ専門店・メガネの愛眼の「Aigan STYLE」など、さまざまな企業が「Ownd」を利用しているので、安心してコンテンツ制作をおまかせください!

オウンドメディア制作事例

ここでは、スマートメディアが運用支援させていただいているオウンドメディアをご紹介。導入を検討されている方に役立つ運用内容や効果がわかるインタビュー記事もぜひご覧ください。

株式会社サダマツ様|「festaria journal(フェスタリアジャーナル)」

株式会社コメ兵様|「KÓMERU(コメル)」

株式会社リンク様|「LINK Watch!(リンクウォッチ)」

株式会社NTTデータ様|「Octo Knot(オクトノット)」

株式会社東具様|「くらしマグネット」

「LA ROCHE-POSAY(ラ ロッシュ ポゼ)」 |「DERM CLASS(ダーマクラス)」

三菱地所・サイモン株式会社様 |「PREMIUM OUTLETS®︎ TIMES(プレミアム・アウトレット・タイムズ)」

ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社様|「AXE Lab.(アックスラボ)」

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